自律神経を整えて秋バテ対策!前編|セルフ整体教室

公開日:2020.11.20

更新日:2020.11.25

自律神経を整えて秋バテ対策!前編|セルフ整体教室

季節の変わり目は、自律神経が乱れて疲れやだるさの原因に。簡単ストレッチで不調を取り去りましょう。

この記事の監修:木幡洋一さん、田中千哉さん

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[写真左]木幡洋一さん:for.R整体院代表。2008年、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修了。社会人大学院(MBA)向け予備校講師を経て、(株)for.R代表取締役に。テレビ・雑誌など多くのメディアで監修をしている。

[写真右]田中千哉さん:for.R整体院院長。2000年より村上整体専門医学院にてカイロプラクティック、整体などを学ぶ。2008年にfor.R整体院をオープン。施術の他、各種メディアでの監修、企業向けのストレッチ講座の開催、ヨガスタジオや他院にて解剖学を教えるなど、多方面で活動中。

for.R整体院 https://www.for-r.net/

「なんとなくだるい」「疲れやすい」…その症状、季節のせいかも

秋が深まってきて、それほど動いたわけでもないのにだるさを感じていたり、いつもよりも疲れを感じやすかったりしていませんか?

その症状、「秋バテ」が原因かもしれません。

急激に涼しくなると、体が気温の変化に対応しきれず自律神経が乱れる原因に。

自律神経とは、体温や血流の調整など、私たちの体のあらゆる機能をコントロールしている神経です。活発に動く時にはたらく「交感神経」と、リラックスしているときにはたらく「副交感神経」の2種類があります。

この2つの神経のバランスが崩れると、体のあちこちに不調が生じ、秋バテを引き起こすのです。

そんな秋バテを改善するには、深呼吸によって自律神経を整え、血流をアップさせることが大事。でも、ストレスが多く、デスクワークなどで猫背になりがちな現代人は、無意識のうちに呼吸が浅くなってしまっています。

背中を伸ばしたり、胸を開いたりするストレッチで体をリラックスさせ、深い呼吸ができるように体をゆるめましょう。
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胸を開いて深呼吸する「背骨ストレッチ」

最初に紹介するのは、胸を開いて息を深く吸えるようにするストレッチ。

そもそも自律神経は、自分の意思ではコントロールできません。それを唯一コントロールできる方法が、ゆっくりと呼吸すること。

あお向けの状態で胸を広げると、ゆったりと深い呼吸ができるようになり、自律神経が整って体のだるさがやわらぎます。

<やり方>

(1)丸めたバスタオルを背中の下に置く。両ひざを立てた状態からゆっくりとあお向けになり、両脚の間は握りこぶし1つ分ほど開く。息を吸いながら、ゆっくりと両手を頭の上に持っていき、呼吸を3回繰り返す。
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(2)息を吐きながら、両ひざを左側にゆっくり倒す。肩甲骨が床から離れないように注意。
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(3)倒した位置で息を吸い、吐きながらひざをゆっくりと右側に倒す。左右交互に、(2)~(3)を3~4回繰り返す。

動画でチェック!

胸を開いて深呼吸する「背骨ストレッチ」

背筋をほぐし自律神経を整える「背中ゴロゴロ」

自律神経は、背骨に沿って通っています。

そのため、背骨や背中の筋肉がガチガチに固まっていると、自律神経の働きが乱れてしまいます。すると、つらい秋バテの原因に。

「背中ゴロゴロ」は、背中全体の筋肉をほぐすことで、背骨まわりの自律神経を調整するストレッチ。

腹筋を使うので、お腹を引き締めたい人にもオススメです。

<やり方>

(1)あお向けになり、両ひざを片方ずつ抱える。息を吐きながら、ひざを胸へと引き寄せて丸まる。

(2)おへそをのぞき込むようにして、おでこをひざに寄せる。体を丸め前後に5~10回ゴロゴロと転がる。体を起こすタイミングで息を吐き、後ろに倒れるときに息を吸う。
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動画でチェック!

自律神経を整える「背中ゴロゴロ」

背骨と股関節の柔軟性アップに「背骨ツイスト」

背中や腰、お腹を伸ばすストレッチが「背骨ツイスト」。

背骨をほぐして動きやすくすることで、自律神経を整え、秋バテを改善します。

さらに股関節がやわらかくなることで、全身の血流がアップ。老廃物が流れ、秋バテによる疲れがやわらぎます。

首をかたむけたときに痛みを感じるようであれば、顔は動かさず、上を向いたままで行いましょう。

<やり方>

(1)あお向けになり、両ひざを立てる。両腕は横に広げる。
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(2)息を吐きながら、両ひざを左側に倒し、顔は右側に向ける。背中から腰、お腹のあたりが気持ちよく伸びたら、その場所で呼吸を3~6回繰り返す。ゆっくりと(1)の姿勢に戻り、反対側も同様に。
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※顔は無理に動かさなくてもOK。痛みを感じる場合は、上を向いたまま、脚だけを動かす。

動画でチェック!

背骨と股関節をやわらかくする「背骨ツイスト」

毎日の習慣にすれば、秋バテ知らずに!

秋バテに効くストレッチを3つ、ご紹介しました。

今回紹介したストレッチは、毎日、寝る前に行うのがおすすめです。寒暖差による疲れを感じた日に、ぜひ試してみてください。

どのストレッチも、深い呼吸を意識して行うのがポイントです。

運動の習慣がない人ほど、普段の呼吸が浅くなりがち。ゆっくりと「吸う」「吐く」を意識しながらやってみましょう。

それでもだるさがなくならなかったり、強い倦怠感が続いたりするときは、体のどこかに異変が起きている可能性も。そんなときは無理せず、病院を受診しましょう。

撮影/福島章公