女性の薄毛の原因を、専門家が解説! 自分でできる薄毛対策とは?

公開日:2020.4.7

更新日:2020.4.7

女性の薄毛の原因を、専門家が解説! 自分でできる薄毛対策とは?

髪にボリュームがなくなった、頭頂部の抜け毛が増えた気がする…。なかなか相談しづらいけれど、実は悩んでいる人が多い、女性の薄毛問題。その原因は複雑で、男性の薄毛とは少し異なります。数々の女性にアドバイスしてきた薄毛治療専門のドクターが、原因と対策を解説します。

この記事の監修:浜中聡子さん

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Dクリニック東京 ウィメンズ 院長。医学博士。女性頭皮専門外来で、女性のための薄毛治療を行う。雑誌やテレビなどでも活躍。

・国際アンチエイジング医学会(WOSAAM)専門医
・著書『女子のための髪育レッスン~もう悩まない!元気な髪 復活計画~』(辰巳出版)他

Dクリニック東京 ウィメンズ
https://www.womenshealth-tokyo.com/
浜中聡子さんからのコメント
薄毛が気になり始めると「ここからどう進行していくのだろう」「何もしなかったらどうなるのだろう」と、どんどんこの先の不安が大きくなりますよね。女性の薄毛の原因は、加齢やホルモンバランス、ストレスなどが関係しています。食事や睡眠、生理周期を整えるといった見直しが、改善の第一歩に。男性の薄毛と違い、原因が複雑なだけに、悩んでいるなら早めに専門の医療機関に相談することをおすすめします。

女性の薄毛の原因とは?

女性の薄毛の原因は、一つではありません。加齢やホルモンバランスによるものなど、様々な原因が考えられます。

【原因1】加齢による血流低下

加齢と共に、誰でも体の血流が低下していきます。頭皮も同じで、血流が低下すると頭皮から髪の毛の毛根部分に届く栄養の量や質が低下します。そもそも髪の毛は、活発に成長する「成長期」→成長スピードが低下する「退行期」→成長が止まり脱毛へ移る「休止期」というサイクルで生え変わっています。血流が低下することで「休止期」が長くなり、それにより髪の毛の密度が減少。全体的に薄く見えてしまうのです。
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【原因2】女性ホルモンの低下

女性の薄毛には、ホルモンも関係しています。女性は20代後半をピークに女性ホルモンが低下していき、閉経を迎える45~55歳頃には、さらに分泌量は減少します。30代から女性ホルモンの分泌量が減ることで、うねりやパサつきなど、髪質が次第に変化。髪の毛も細くなったり、抜けたりするため、薄毛が気になり始めます。
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【原因3】ストレスの増加や生活習慣の乱れ

血流と女性ホルモンの低下の2大原因に加え、ストレスも大きく関係しています。女性は、仕事や子育て、家事など、役割が増えることにより、ストレスを抱えやすい傾向があります。また、睡眠時間が少ない、食生活が整っていないといった、生活習慣の乱れも原因に。これが血流状態やホルモンバランスにさらに悪い影響を及ぼします。他にも、甲状腺の病気など、疾患が薄毛に関係している場合もあります。

女性の薄毛は改善するの?

悩んでいる人にとって一番気になるのが、薄毛は改善するの? という疑問。「髪は女性の命」と言われるように、人から見られる印象も気になります。ここからは男性と女性の薄毛の違いをふまえ、薄毛改善や予防のためにできるアドバイスをご紹介します。

女性と男性の薄毛は違う?

女性に一番多い薄毛が「びまん性脱毛症」です。びまん性脱毛症とは、頭頂部が薄くなるタイプのこと。この原因の一つが女性ホルモンの低下です。
男性型脱毛症も、テストステロンという男性ホルモンが影響して、生え際や頭頂部の薄毛を進行させますが、その中には遺伝的な要素も関係しています。女性の薄毛は、遺伝というより、加齢や女性ホルモンの低下、ストレスなど、原因が多岐に渡るのが特徴。それぞれの原因の程度も違えば、髪の毛に与える影響も、かなり個人差があります。
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たんぱく質の多い食事と睡眠

薄毛対策には、食事や睡眠などの生活習慣を見直すことが欠かせません。自分でできることは、「高たんぱく・低脂肪」の食事を摂ること。髪の毛の原料はたんぱく質。血流を良くするためにも必要な栄養素です。肉や魚、卵、大豆製品といったたんぱく質を減らさず、しっかり摂るようにしてください。さらに野菜や果物でビタミン、ミネラルを補い、髪の成育に必要な栄養素を補給しましょう。
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また、忙しい女性たちはどうしても睡眠時間が短くなりがち。ストレスをリセットできる方法を見つけて、なるべく睡眠時間を確保してください。睡眠はホルモンバランスも安定させますし、髪の毛の成長にも関わります。

生理周期の乱れに注意を

原因の一つに女性ホルモンが関係しているように、生理周期が乱れる、毎月の生理の負担が大きいといった人は、注意が必要です。出血が多いと貧血になりやすくなり、抜け毛や髪質の低下につながります。子宮筋腫や内膜症などの婦人科の疾患があると、髪の毛にとってはマイナスに。悩んでいる薄毛と、つらい生理はまったく別ものと思わず、生活習慣を整えて生理を安定させたり、医師に相談したりして対策を。

心配なら早めに専門機関に相談

ご紹介したように、女性の薄毛は男性と違って、多くの原因が重なって起こります。そのため、「何が主な原因なのか」「治療はするべきか」「どんな治療や改善法があるのか」といった原因と対策も、その人の症状によって違ってくるのです。だからこそ、本当に悩んでいるなら、早めに専門機関に相談することをおすすめします。治療には、内服薬を使ったり、生活習慣のアドバイスをしたりします。自分の状態や原因を知るだけでも、不安に思う気持ちや、悩みを抱え続けるストレスから解放され、楽になりますよ。

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