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おしゃれに見える飾り方のコツ|季節の花 活け方レッスン(4)

カフェのようなおしゃれな花の活け方に憧れても、いまいち上手にマネできない…。そんなお悩みを解決してくれる飾り方のコツをご紹介します。

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初心者でも成功する「おしゃれな花の飾り方」とは?

花のある暮らしに憧れていても、センスよく飾る自信がないとあきらめていませんか? 花を上手に飾るにはいくつかのコツがあります。初心者でも簡単にできる飾り方のコツをマスターすれば、部屋の印象がぐんとおしゃれに変わりますよ。

(1) 飾る花を1種類に絞る

花をおしゃれに飾れないという人は、複数の花を組み合わせるよりも、まずは1種類だけに絞ってみてください。つい何種類も組み合わせがちですが、花の種類が多ければ多いほどバランスをとるのが難しくなります。

チューリップ
チューリップも1種類だけに絞るとまとまりが出ます。

どんな花でも1種類でまとめると、収まりよく活けることができます。自分の好きな花や、そのとき安く手に入る花など、どんな花でもOK。束売りでお得に売られている花も多いので、ぜひ生花店をのぞいてみましょう。

小さい花
このように小さい花を1種類だけに絞ると可憐な雰囲気に。

1種類だけ飾るときに、何本くらいあった方がいいのかは、花のボリューム感や使う花瓶にもよります。花だけでなく、グリーン系の葉っぱだけを活けてもかわいいですよ。

グリーン
グリーン1種類だけでも十分おしゃれに決まります。

(2) 花瓶の下に皿やトレイ、布などを敷く

花を飾っても、なんとなくもの足りない…。そんなときは、家にあるお皿やトレイ、布などを花瓶の下に敷いてみましょう。

花瓶の下の空間が、皿などで仕切られることでアクセントとなり、花の印象がより強調されて見えます。花の数が少ない、もしくは小さくてさみしいときにも、この方法で飾るとぐっとおしゃれ度がアップします。

チューリップ
ナチュラルな木の丸皿はシンプルで合わせやすい。
チューリップ
茎のグリーンに合わせてグリーン系の少しデザインのある皿をチョイス。
小さい花
同じガラスの花瓶と、同じ花でも、シルバーと木の皿では印象が違って見えます。並べてもおしゃれ。

花瓶の下に敷くお皿選びのポイント

お皿選びのポイント

花瓶の下に敷くものは、お皿や木のトレイ、シルバーのパイ皿など、家にあるものでOK。100円ショップで売っている小さな木の板を敷くのもおすすめです。できるだけシンプルな素材やデザインのほうが、どんな花や花瓶にも合わせやすくて初心者向けです。

●木製の皿・シンプルな白い皿…木の茶色と白い壁の多い日本の住宅では、一番合わせやすく、使い回しもききます。

●長方形の木の小さな板…棚の上や出窓など、ちょっとした狭い場所に花を飾るときに便利。100円ショップで売っているような板でOK。(3)で花瓶を3つ並べて紹介しています。

●シルバー系の皿…涼しさを演出したいときにぴったり。スタイリッシュな雰囲気で花を飾りたいときにも。

●色のある皿…花と同系色など、色味を合わせる工夫を。

お皿がシンプルすぎて寂しく感じたら、お皿の下に布を一枚敷くと、さらに華やかさが演出できます。布のように色があるものは、花の色と同じ色を選ぶか、花と相性のよい色味を選ぶと失敗しません。柄のある布を使う場合は、柄の色のどれかと花の色を合わせるなど、カラーコーディネートを考えてみて。

(3) 花瓶をいくつか並べる

花瓶をいくつか並べる

花瓶を2〜3つ並べて飾ると、それだけで上級者のようなセンスを演出できます。一つの花瓶にいくつもの花をアレンジして活けるのは難しくても、一種類ずつ分けて活けたものを並べることで、複数の花をアレンジしたかのような華やかさが生まれます。

使う花瓶は、一輪挿しや数本挿す程度の口が小さめのものを選びましょう。3つ並べるときは、真ん中の花が低くなるように配置するとリズムが生まれて、自然のままのような生き生きとした雰囲気を演出できます。

高さが一直線に斜めになっていたり、3つのうちの真ん中が高くなるような並べ方は少し不自然な印象になるので、注意して。

花瓶をいくつか並べる
花瓶を並べて置くときは、(2)で紹介したように下に板などを敷くと、よりきちんとした印象となり花が引き立ちます。

同じ花でも飾り方で何通りも楽しめる

せっかく花を買ってきてもいつも同じような活け方、飾り方では、代わり映えがしないですよね。紹介したような飾り方のコツで、買ってきた切り花が違う表情を見せたり、まるでお店の小さなディスプレイのように素敵に見えたりします。コツを覚えておけば、季節の花の楽しみ方がぐんと広がりますね。

今月のお花「チューリップ・マトリカリア・ユーカリ」

チューリップ・マトリカリア・ユーカリ

みなさんにおすすめしたい「今月のお花」はこちら。冬でも楽しめる鮮やかな色合いの早春のチューリップ(右)、小花が愛らしいマトリカリア(中)、ハート型の葉っぱの形がかわいいユーカリ(左)を、それぞれ小さな花瓶に挿して並べてみました(予算650円程度)。

チューリップ(八重咲き)…春を告げる花の代表選手。1月に入ると生花店でも様々な種類が並び、一重、八重、フリンジなど、いろいろな花の形や色が楽しめます。花瓶に挿してからも、茎をこまめにカットし、エアコンの風や直射日光の当たらない涼しい場所に飾ります。

マトリカリア…旬は3〜5月ですが、一年中手に入りやすい花。1本に小さな花がたくさんついているので、単体で飾ってもボリューム感を出せます。

ユーカリ…生花として飾っても、ドライフラワーにしてもOKで、他の花とも相性のよいシルバーグリーンの色味で人気急上昇中。ユーカリは、写真のほかにも種類がたくさんあります。丈夫で強く、長持ちするのが特徴で、初心者にも扱いやすいグリーンです。

撮影/安部まゆみ 取材・文/工藤千秋

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