この記事の監修
ガンダーリ松本さん
病は気から ー 体と心はつながっている
心がストレスを感じると体が緊張する
さらに体の緊張によって分泌される「ノルアドレナリン」のせいで、心もみるみるマイナス状態に。こうして心も体もガチガチになると、何もかもうまくいかないと感じてしまいます。
体がゆるむと心も軽くなる
自らの手で体の緊張を取り除いてゆるめてあげるだけで、表情や話し方、さらにものの見方、捉え方までもが変化し、世界が明るくなったと感じるようになります。
心のトラブル別 5つの和みの手当て法
さっそく心のトラブル別に効く「和みの手当て法」を実践してみましょう。手当てを行うことで、自覚していなかった緊張に気づくこともありますよ。
Type1 言いたいことが言えない
口角まわりを指でグーッと押して、痛い・固いと感じたら、言いたいことを言えずにガマンしている証拠。そのストレスが口角のコリとなって溜まっています。
口角の横に指を押し当て、グリグリとほぐしてみましょう。イタ気持ちいいくらいの圧でしっかりほぐして。
Type2 イライラして怒りっぽい
イライラして頭に血がカーッと上ったときは、肩や腕あたりが固く緊張しています。息をゆっくりふぅーっと吐きながら、鎖骨の下を両手でトントンとたたき、緊張をゆるめて。全身の経絡の流れがよくなり、気持ちがすーっと落ち着きます。
Type3 物事を考えすぎてしまう
あれこれ考えて頭を使いすぎると、後頭部の下あたりが固くなります。
後頭部の下、首の真ん中にある凹み(ぼんのくぼ)のすぐ両隣に両手の親指を押しあて、ぐるぐると回してほぐして。考えたり悩んだりしてばかりの脳が休まり、いい睡眠にもつながります。
Type4 人に気を使いすぎてしまう
腕のつけ根には「気配りのコリ」があります。ここをグリグリと押して痛みを感じたら、他人に気を使いすぎたり、期待に応えようと頑張りすぎている証拠。放っておくと、イライラにも。手を腕のつけ根にあて、軽く圧をかけながらくるくるとほぐして。
Type5 悲しみや不安にかられる
悲しみや不安を感じ、胸がギューッと苦しくなると、みぞおちが緊張で固くなります。
「両手の指先をぐーっとみぞおちに押し入れ、息をゆっくり吐きながら体を前傾させて。みぞおちがほぐれると、自然と心も穏やかになり、悲しみや不安がうすらぎます。
(からだにいいこと2017年7月号より)