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からこと×Moniciaコラボ「PMS座談会」開催レポート(後編)

「PMS」(月経前症候群)という言葉をご存知でしょうか?生理前に身体や心に訪れる不調…そんなPMSに悩む女性たちの座談会レポート後編です。

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からこと×Moniciaコラボ「PMS座談会」開催レポート(前編)|からだにいいことWeb

前半では、皆さんが悩むPMSの症状や、どうように対処しているかを話してもらいました。後半では「記録の大切さ」とコニカミノルタが取り組むPMSに関するプロジェクトについてご紹介いたします。

つらい症状を「記録する」ということ

──皆さんは、PMSの症状を手帳やスマホなどに記録していますか?

さおり:私は手帳に書いてあります。8~9年くらい前に手帳に食日記をつけ始めたことがきっかけで、今では食事内容だけでなく毎日の体調も細かく書いています。

頭痛がある、眠気が出た、家族にきつく当たってしまったとか、身体のことも心のことも書いています。後で振り返ってわかることがあるので、役立ちます。

▲さおりさんの丁寧な体調記録に皆さん驚きでした。
▲さおりさんの丁寧な体調記録に皆さん驚きでした。

他の皆さんは、生理周期は記録していても、PMSの症状までは記録はしていないようでした。

実は、PMSの対処方法の基本の1つに、症状記録によるセルフモニタリングがあります。
毎日のココロとカラダの変化を記録することで周期的な体調の変化に気づくことができることから、診療の現場では、症状改善に役立てている方もいらっしゃいます。

そこで、コニカミノルタでは京都大学COIの共同研究にて、PMSや月経の不調に悩む方に向けた取り組みを始めました。

モニシアについて

PMSに悩む女性のためのプロジェクト「Monicia」(モニシア)について、開発担当のえじりさんが教えてくれました。

▲えじりさん自身も、辛いPMSに悩む一人でした。
▲えじりさん自身も、辛いPMSに悩む一人でした。

えじり:私もPMSの改善しない重い症状に悩んだ時期がありました。

自分と同じようにPMSに悩む女性に寄り添いたい。そんな想いから、生まれたのが”Monicia” です。

「ココロとカラダの周期的な変化をとらえることができるようなツールを作りたい」と考え、手軽に使いやすいアプリと温度計測デバイスがセットになった、セルフモニタリングツール”Monicia”の開発に至りました。

毎日の体調を簡単に記録できる

──セルフモニタリングツールとはどんなものなのでしょうか?

えじり:1日の終わりに、アプリでココロとカラダの調子を入力します。2つの入力の他にも、例えばイライラやむくみといった気になる症状を選択して記録することも可能です。

そして、卵型のクリップ式の温度計測デバイスをパジャマのズボンに取り付けて計測ボタンを押すと、眠っている間に腹部の温度を10分毎に最大8時間計測します。朝起きて、温度計測デバイスを取り外してから送信ボタンを押すと睡眠中の温度データがアプリに送られます。

毎日アプリとデバイスで記録を続けていくと、低温期・高温期の周期的な変化とココロとカラダの変化の波が見えて、ご自身の調子がわかるデータが表示されるようになります。

▲アプリの画面にココロとカラダの調子を入力。
▲アプリの画面にココロとカラダの調子を入力。
▲Moniciaデバイスをパジャマのズボンに取り付けます
▲Moniciaデバイスをパジャマのズボンに取り付けます
▲眠っている間に温度を計測します
▲眠っている間に温度を計測します
▲ココロとカラダの変化を確認します
▲ココロとカラダの変化を確認します

毎日ムリなく記録できるものを作りたかった

えじり:私自身も辛い時、毎日記録できないこともありました。そのため毎日必ず入力しなくても大丈夫ですし、後から入力することもできます。

心の調子と身体の調子を入力していくことで、自分の傾向がわかるようになります。

実際に触ってみて

▲クリップ部分でパジャマに簡単に装着できます
▲クリップ部分でパジャマに簡単に装着できます

Chizu:自分で体温を測定するのはおっくうに感じることもあるので、寝てる間に測れるのは簡単でいいですね。

さおり:基礎体温計を持っているんですが、朝気づかなくてついつい測り忘れてしまうんです。寝てる間に測ってくれるなら続けられそう。データがたまっていって、自分だけのグラフができていくというのも面白いですね。

実際に触って付けてみて、自発的に測らなくても、寝る前に装着するだけでOKという手軽さを感じていただけたようです。

座談会を終えて

──今回、座談会に参加にしてみていかがでしたか?

かおりん:普段家庭では話せない悩みやモヤモヤが話せて、とてもスッキリしました。

りな:PMSでネガティブになってしまうのが、自分だけじゃないんだと安心しました。

まり:食欲が増えるなど、これもPMSの症状の一つなのかなと新しい発見がありました。

さおり:自分がPMSで悩んでるとカミングアウトするとラクですね。

Chizu:こうやって話してしまった方がラクなので、みんなが気軽に話せるようになるといいですよね。

座談会

皆さん、色々な体験談を教えてくださいましてありがとうございました。PMSでお悩みの方は、ぜひ辛い症状を記録すること、記録を振り返ってみることをはじめてみてくださいね。

悩める女性を応援するクラウドファンディングが始まりました

今回ご紹介した「Monicia」(モニシア)は、Ready forにてクラウドファンディングを始めました。

PMSに悩むあなたへ届けたい!〜セルフモニタリングツール開発へ(コニカミノルタ株式会社 BIC-Japan 2019/01/23 公開) – クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)

コニカミノルタ×からことのあゆみ

コニカミノルタとからだにいいことは2018年からさまざまなコラボレーションを行ってきました。
2018年3月に行われたイベント「からだにいいことWeekend」では、来場の女性にPMSに関する声を聞かせていただき、ココロの木とカラダの木のマップを作成いたしました。

そして現在、からだにいいことでは、PMSの基礎知識や対策がわかるムック本「からだにいいことPreco2」を制作しております。
Monicaクラウドファンディングへご支援をいただくと、ほとんどのコースの返礼品として「からだにいいことPreco2」をプレゼントさせていただきます。

ご自身の不調に悩む女性はもちろん、そのご家族やパートナー、ご友人の方もぜひこのプロジェクトを応援いただけますと幸いです。

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