世界の健康業界が注目!ナチュラルプロダクトエキスポ west 2019レポート

公開日:2019.4.13

更新日:2019.4.13

世界の健康業界が注目!ナチュラルプロダクトエキスポ west 2019レポート

毎年、ディズニーランドがあることで有名なアナハイムで開催される「Natural Products Expo west 2019」。アメリカ国内でEastとWestの2箇所で行われますが、ロサンゼルスがあるwestの方が規模は大きく、国内最大。そんな、世界のヘルシー業界注目のビッグイベントを現地記者がレポートします。

今年、大注目といえばこれ! 大麻から抽出されるCBD

カリフォルニア州が大麻を合法化したのが大きなニュースになったので、ご存知の方も多いはず。その大麻から抽出されるのが、CBDです。慢性的な痛み、炎症、不安、うつに効くとされています。今回のエキスポで一番、旬のアイテムがこのCBDを使ったアイテムたち。CBDについては、まだ知識が浸透していないので、CBDについての特別講義も設けられたほど。まさに、みんなが注目する今年の顔といえるものです。
人でごった返すCBD関連ブース

人でごった返すCBD関連ブース

CBDを使ったリップクリーム

CBDを使ったリップクリーム

CBDオイル展示ブース

CBDオイル展示ブース

エキスポでは、CBDを使ったあらゆるヘルス&ビューティアイテムが勢揃い。定番のオイルやサプリメントのほか、痛みを抑えるクリーム、リップクリーム、デオドラントなど。CBDは怖いドラッグのイメージとは違い常用性はありません。いくつかのブースに尋ねたところ、日本のバイヤーも注目しているとのこと。

そこで私も、サンプルでもらったCBDのオイルとクリームを使用してみました。
CBDのオイル

CBDのオイル

CBDの痛み止めクリーム

CBDの痛み止めクリーム

ペパーミントの清涼感のある香りが際立つもので、一般のペパーミントオイルと香りはそっくり。「CBD配合の効果は?」と言われると、1回では私は感じられませんでした。クリームも試したのですが、「効果は?」という感じ。薬ではないので、即効性を期待するものではなく、じっくり使って効果をみる商品という気がしました。
※大麻に含まれるCBDは、日本国内でも違法成分ではありません。ただし、CBDを使用したアメリカの製品において、向精神成分THCが検出されたと報告もあり、大麻取締法に抵触する恐れがあるとされています。CBDに関しては新しい製品で国内の法規制も整っておらず、個人輸入はリスクが伴うのでご注意ください。

大手企業も「プランツベース(植物性)」に方向転換中

ナチュラル&ヘルシー志向の高まりから、大手の企業も科学的に合成した成分から「プランツベース(植物性)」に方向転換中。

あの“翼をさずける”でおなじみの「RedBull」も、ナチュラルな素材だけで作ったオーガニックソーダを発表しました。こちらは、アメリカの一部地域でのみ、3月末から先行発売し、4月2日からAmazon.comで取り扱い開始。コーラ、レモン、ジンジャー、トニックウォーターの4種で、コーラ以外の3種はカフェインフリーです。
レッドブルのおしゃれなブース

レッドブルのおしゃれなブース

レッドブルから発売されるオーガニックソーダ

レッドブルから発売されるオーガニックソーダ

また、スーパーの洗濯売り場の半分以上の埋める超大手企業「Tide」は、もともと衣類を真っ白にする、強い洗浄力がウリのメーカー。そこも、プランツベースの洗濯洗剤を発表していました。今まで、ナチュラルなイメージのなかったブランドも、続々とヘルシーなイメージの商品を展開。世界的なヘルシー志向は、まだまだ加速しそうです。
大手洗剤メーカーのブース、プランスベースの新商品をPR

大手洗剤メーカーのブース、プランスベースの新商品をPR

乳製品離れが続くアメリカでゴート(ヤギ)ミルクが躍進

アレルギーなどの心配ほか、ヴィーガンなどの食の志向も含め、デイリー(乳製品)離れが加速しているアメリカ。「デイリーフリー」と記載されているパッケージもよくみかけます。

現在では、植物性ミルクとして、アーモンド、カシューナッツ、ヘンプ、ライスなどが販売されていますが、コーヒー用のミルクとして使用する時、動物性のミルクのように泡立たないのが難点でした。それを改善した濃厚な植物性ミルク商品も登場。ほかにも、注目されているのがゴートミルクです。
ゴートミルクのブース

ゴートミルクのブース

植物ベースのミルク製品ではなく、本来の動物性ミルクでコクがあるのが特徴です。また、牛乳と違う種類のカゼインのためアレルギーになりにくい、消化しやすい、ラクトースが少ないなどのベネフィットが。味は牛乳よりも“乳臭い”とされていますが、試してみると濃厚な牛乳という感じ。現在では、ヘルシー系のスーパーだけではなく、一般的なスーパーでも販売されるように。大手企業のほか、20年以上続く個人経営の牧場も出店していました。

日本でおなじみ薬効キノコ「レイシ」がパワーフードとして注目

数年前から、アダプトゲンという言葉がヘルシー業界で流行ワードとなっています。意味は、心身のストレスに効く天然ハーブのこと。そのひとつとして、レイシが注目され、さまざまな商品が登場しています。
レイシやマイタケなど薬効キノコのサプリメント

レイシやマイタケなど薬効キノコのサプリメント

例えば、流行中の小さな小瓶にはいった自然派のエナジードリンク「ウェルネスショット」。このドリンク、味はさておき効能重視といったものですが、それにもレイシを配合したものが登場。また、お茶やサプリなどたくさん紹介されていました。

レイシの原産国である中国系企業のブースも目立ったのが印象的。韓国の朝鮮人参など、いわゆるアジアンハーブのブースも多数ありました。自然派志向の高まりもあり、アジアンハーブの注目度が確実に上がっていることを実感!
しいたけやレイシをブレンドしたお茶も

しいたけやレイシをブレンドしたお茶も

試してみると、キノコの味はほぼ感じられず、おいしくいただけました!
アメリカで流行したものが即、日本でブームになるわけではありませんが、この4つは日本にもやってきそうな予感が。今後の動向をお楽しみに!