「食」の安全性 誰かのせいにしてない?今こそ責任ある消費者に

公開日:2020.6.12

更新日:2020.7.3

「食」の安全性 誰かのせいにしてない?今こそ責任ある消費者に

社会起業家ジョン・ムーアさんの“笑顔になれる暮らしのヒント”をご紹介します。
環境問題や健康意識への高まりとともに、食の問題もクローズアップされていますが、どこか他人事のように思ってはいませんか? 変わらなくてはならないのは企業ではなく、まず消費者である自分自身かもしれません。

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この記事の監修:ジョン・ムーアさん

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社会起業家、オーガビッツアンバサダー。英国公認教師、オーガニックフード・ガーデニング教師。英国シェフィールド大学卒業後、教師を経て、電通に入社。その後、パタゴニア日本支社長などを歴任。現在は一般社団法人シーズ オブ ライフ代表理事として活動中。

消費者は食の責任者である

さぁ、今日の夕飯は何を食べましょうか! 食事をする際、同じ千円でも、外食にするのか、コンビニでお弁当を買うのか、スーパーでオーガニックの食材を買うのか、など様々な選択肢があります。しかしその選択に、どれくらい責任を感じているでしょうか? あなたの食の選択が、未来を変える力になることを忘れてはいけません。

現代におけるフードシステムは、利便性や経済性が優先され、生産・流通・加工がなされています。その結果、日本ではどこでも食べ物を簡単に手に入れることができますが、一方、まだ食べられるものが廃棄されています。また、虫が食った野菜は返却され、曲がっていたり、サイズが小さい規格外の野菜も廃棄されています。大きくて甘い野菜が選ばれるからF1 種の種が播かれ、虫がついた野菜は売れないから、農家は農薬を使うのです。その結果、この60年で野菜の栄養価は低下し、生物多様性は大きく失われました。

この卵を産んだ鶏は何を食べ、どのように育てられたのか? ゲノム編集や遺伝子組み換え作物、食品添加物は? すべては今の私たちの健康だけでなく、未来がどう変化していくかに繋がっています。

どこで食材を買うか、何を選ぶか、どのように調理するか、どの飲食店へ行くか。車や家を購入するときは、とことん調べる人がほとんどでしょうが、食べ物について、そこまで調べる人は少ないのが現状です。しかし、健康と未来を変えるためにも、今こそ私たちは責任ある消費者「FOOD CITIZEN(フードシチズン)」にならなければなりません。

もっと、食材や食べ物について、厳しい目でチェックしましょう。食品表示にはどんな情報が載っているのか? 認証ラベルの意味は? 関心を持てば、知る方法はたくさんあります。安い・便利・きれい、など都合の良い食の選択ではなく、地球の未来と子ども達の健康を育む選択を、あなたの手から始めましょう!

「FOOD CITIZEN」になろう!

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ジョンさんからの一言

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ジョンさんがアンバサダーを務めるオーガビッツとは?

取材・文/坂田奈菜子
(からだにいいこと2020年2月号より)