やる気不足は「副腎疲労」を回復させて解消!

公開日:2018.11.29

更新日:2018.11.29

やる気不足は「副腎疲労」を回復させて解消!

気分が落ち込んだり、やる気がでないのは心の問題と思っていませんか?実は、「内臓の疲れ」が原因になっていることがとても多いのです。内臓の疲れは体だけでなく、心の不調にもつながります。なかでも心に直結しやすいのが、副腎の疲労。「何もしたくない」「やる気がない」気分の落ち込みが続くときは、副腎疲労をケアして元気になりましょう。

副腎はストレスと闘う臓器

副腎は腎臓の上にある、クルミほどの小さな臓器で、「ストレスの腺」といわれています。それは副腎が、「コルチゾール」という大切なホルモンをつくるから。コルチゾールは肉体的・精神的なストレスに対抗して体を守り、修復してくれるスーパーホルモンなのです。
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副腎のキャパオーバーで、ユウウツが発生!

ストレスが多すぎると、副腎はフル回転でコルチゾールをつくり続けます。その結果副腎が疲れ果て、分泌量が不足。体の修復が間に合わなくなり、疲労が蓄積して、全身がぐったりします。すると、やる気がなくなり、気分が落ち込むといった心の不調で“SOS”を発するようになります。

副腎の能力は人それぞれですが、まじめながんばり屋さんほど副腎に疲れをためがち。「何もしたくない」気持ちが続くときは、副腎疲労を疑ってみましょう。

副腎疲労度セルフチェック!

以下は副腎が疲れていると出やすい症状です。チェックしてみましょう。

□毎朝起きるのがつらい
□午前中はぼんやりしてしまう
□風邪をひきやすく、治りにくい
□以前楽しかったことがおっくうになった
□疲れているのに寝つきが悪い
□PMS*(月経前症候群)が悪化した
*Premenstrual Syndromeの略で、「月経前症候群」と呼ばれています。 生理が始まる約2週間前に起こる、心身のさまざまな不調のこと。イライラや不眠、集中力の低下、頭痛、吐き気、胃腸の不調や便秘などを訴える女性が少なくありません。

3つの疲労回復テクで、やる気がわいてくる!

上の項目に一つでも当てはまれば、副腎が疲れているおそれがあります。下に紹介する3つの副腎疲労回復テクを実践すれば、元気が出てやる気がわいてきます!

疲労回復テク1「寝だめ」「二度寝」「昼寝」OK!

睡眠は副腎をクールダウンさせる確実で効果的な方法。なかでも、コルチゾールが一番多く分泌される朝6~8時に眠っていると、副腎を効率よく休ませることができます。眠りたいだけ眠るのがよく、朝寝坊や二度寝もおすすめ。平日十分な睡眠時間がとれない人は、5分程度の昼寝や休日の寝だめで副腎を十分に休ませて。
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疲労回復テク2 小麦由来の食品と乳製品を避ける

パンやパスタなどの小麦由来の食品や乳製品は、腸の炎症を起こしやすい食品。炎症が起きると、それを抑えるためにコルチゾールが消費されてしまいます。副腎の疲労を改善し予防するために、これらの食品はできるだけ避けるようにしましょう。
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疲労回復テク3 ビタミンB群を摂り、食事時間を空けすぎない

副腎が働くには大量のエネルギーが必要。エネルギー代謝に欠かせないビタミンB群をしっかり摂りましょう。また血糖値が乱高下すると、調整のためにコルチゾールが消費されることに。空腹の時間が長引かないように規則正しい時間に3食とり、甘いものはなるべく控えるようにしましょう。
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副腎の疲労回復には、まず寝ること!食事も少し気をつけるだけです。回復するにつれ、メンタルも強くなっていきますよ。

この記事の監修

本間良子(りょうこ)さん

スクエアクリニック院長。日本初の「副腎疲労外来」を立ち上げ、心身のケアを行う。著書に『心と脳の不調は副腎ケアで整える』(祥伝社 ¥594)他。

イラスト/ノグチユミコ、コウゼンアヤコ
(からだにいいこと2017年10月号より)