新発見! ウコンの成分「クルクミン」が歯周病に効く

公開日:2020.4.16

更新日:2020.4.16

新発見! ウコンの成分「クルクミン」が歯周病に効く

カレーでおなじみの「ウコン」にはクルクミンと呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれています。最近の研究で、このクルクミンには優れた殺菌力があることがわかり、歯周病対策の救世主として注目を集めています! からだに優しい天然成分クルクミンで、歯周病対策を始めませんか? 

この記事の監修:泉井秀介さん

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いずい歯科クリニック理事長。歯学博士。大阪大学で予防歯科を研究し、クルクミンの歯周病への効果を発見。

気付かないうちに進行する歯周病。全身に悪影響が !

40代の8割以上がかかっている、といわれる歯周病。歯周病は虫歯のように痛みなどの自覚症状が出にくいため、あなたもすでに蝕まれている可能性大!

 しかも近頃は、子供にも歯周病予備軍である歯肉炎が増えているから要注意です。
そんな歯周病対策の救世主になる!? と話題になっているのが、ウコンの成分「クルクミン」です。その効果について、歯学博士の泉井秀介さんにお話を伺いました。
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「私は大学時代カレーが大好きで、カレーのスパイス、ターメリック(ウコン)の抗菌作用について研究を始めたんです。すると歯周病菌の中でも最も危険なPg菌の働きを抑える、クルクミンの作用が見つかりました。しかもPg菌を攻撃しながら、必要な常在菌は殺さない理想的な働きもわかったのです。このクルクミンの優れた力は大阪大学歯学研究科により、アメリカの権威ある学術誌『Journal of Periodontology』にも掲載され、大きな注目を浴びています」

クルクミンは健康食品や医薬部外品などで幅広く使われており、体に安全安心な天然成分なのもポイント。増え続ける歯周病対策に、ウコンの成分・クルクミンがいま大注目です!

check! こんなあなたは歯周病かも!?

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歯周病は、歯を失う原因1位。調査では「もっと早くから歯の検診や治療をしておけばよかった」と後悔する人が4人中3人も。明日は我が身?
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周病菌は、歯周ポケットの出血部位から血管内に侵入して全身に広がり、動脈硬化など血管障害を引き起こすことに。認知症を悪化させる原因にも。
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糖尿病と歯周病は、相互に悪化させる関係にあります。最近の研究で、歯周病の治療を行うと血糖値が改善することもわかっています。

歯周病を悪化させる最凶菌が、Pg(ピージー)菌

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歯周病菌は700種を超えるとも言われますが、中でも最凶なのが「Pg菌」。血液が大好物で、出血が始まると数万倍にも増えていきます。また歯と歯ぐきの間にできる“歯周ポケット”は、酸素が苦手なPg菌にとって都合のいい住処。さらに数を増やし、症状を悪化させるのです。

クルクミンがお口を守る!

善玉菌を生かしてPg菌にアタック

口の中には、腸と同じように善玉菌と悪玉菌が共存しています。歯周病菌を抑えるとされる化学的な殺菌成分の多くは、悪玉菌だけでなく、善玉菌も殺してしまうため口内環境の悪化が問題に。クルクミンは、口内の善玉菌はそのままに、悪玉のPg菌を効果的に減らすことがわかっています。
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歯周病の原因、Pg菌の増加STOP

クルクミンは、歯周病菌で最凶のPg菌の増加をストップさせることが研究でわかっています。クルクミン5ppm配合でも抑制が認められ、10ppm配合で、Pg菌の増加をほぼ抑える結果に。歯周病予防への、クルクミンの効果が明らかになりました。
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出典:Izui et al, J Periodontol,2016:83-90
クルクミンの力で、お口を元気にしましょう!
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イラスト/竹内舞
(からだにいいこと2020年6月号より)