これって病気?便が細くなる“ミニ便”症とは

公開日:2018.11.3

更新日:2018.11.6

これって病気?便が細くなる“ミニ便”症とは

食事は普通の量をとっていて、便通も一応ある…。なのに、出てくるのはヒョロヒョロの細い便やウサギのようなコロコロ便ばかり。まとまった量の便が出ないから、お腹がスッキリしない。そんなお悩みを持つ人は“ミニ便”症かもしれません。実は、アラフォー女性に急増しているのです。

もしかしたらあなたも“ミニ便”症?

便がまったく出ないわけではないけれど、まとまった量が出ない。そんな小さなサイズの便しか出ない人は、“ミニ便”症の可能性が大です。
下記のチェックに思い当たりませんか?

□残便感がある

□便が少量しか出ない
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□便がコロコロしている
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筋力の低下や副交感神経の弱体化で腸の動きが鈍って停滞。すると、便を運ぶスピードが遅くなります。便が腸に長く留まるほど、便の水分が吸収されてしまい、硬いコロコロ便に変化してしまいます。
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水分が減るとコロコロ便に
□便が細い
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副交感神経の弱まりやストレスの増加で、腸がけいれんを起こしてキュッと細くなります。すると、便が通りにくくなり、ヒョロヒョロした細い便になってしまいます。
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腸が細くなると便も細くなる

年齢とともに便は細く、小さくなる!?

特にアラフォーからなる人が多い“ミニ便”症。なぜ起こるのでしょうか。

まず、年齢とともに腸の働きを司る副交感神経が弱ってきて、腸の動きが鈍ってきます。さらに、もともと女性は男性に比べ、腹筋が弱い人が多いもの。それが加齢とともに、お腹を支える筋肉が落ちてきます。
腹筋がお腹をコルセットのようにしっかり支えていれば、腸は正しい形状を保てます。しかし、腹筋がゆるんで支えがなくなると、内臓やお肉が腸を押しつぶしてしまい、ますます腸の動きが悪くなるのです。

理由1 筋力の低下

運動不足に加齢の影響が重なって、筋力が落ちてきます。それによって姿勢が崩れ、腸がたわんで、動きが鈍くなっていきます。

理由2 副交感神経が弱る

女性はアラフォーから、副交感神経の働きがじょじょに弱まってきます。副交感神経は腸の働きを司る役割もあるため、腸が活発に働かなくなります。

理由3 ストレスの増加

アラフォーは家庭でも仕事でも責任が重くなり、人間関係も複雑化するお年頃。ストレスがふくれ上がり、それがダイレクトに腸に影響して、弱らせます。

ミニ便が続く場合は病気の可能性も

ミニ便症が続くと、腸内環境は悪化する一方です。軽い運動などで、腸の動きを促すことが大切です。それでもミニ便が続く場合は、病気の可能性もあるので、肛門クリニックなど専門病院に受診するようにしましょう。

この記事の監修

山田麻子さん

アイビー大腸肛門クリニック院長。女性の便秘治療に積極的に携わり、数々のメディアで便秘解消法を指導。著書に『女医が教える その便秘治せます!』(自由国民社 ¥1,404)。
イラスト/コウゼンアヤコ
(からだにいいこと2017年3月号より)