この記事の監修
石岡みさきさん
今すぐチェック! それ、もしかしてスマホ老眼!?
チェックした項目が多いほど症状が進んでいる可能性大!
スマホの見過ぎで目の筋肉が疲れて老眼に!
スマホ老眼になるのは、目のピントを合わせる毛様体筋が疲労し、ピント調節がうまくいかなくなるため。
ただし目のピントが合わないと、まだ老眼でないのに老眼と勘違いしたり、度数の強いメガネやコンタクトを作り、ますます目を悪くする悪循環に陥ることもあるので注意が必要です。 スマホをよく扱うならスグ対処を!
なぜスマホ老眼になるの?
近くを見るときは、毛様体筋が収縮し、レンズの役割をする水晶体をふくらませて網膜にピントを合わせます。逆に遠くを見るときは毛様体筋が緩み、水晶体が薄くなります。
目の酷使で毛様体筋が疲労すると収縮がうまくいかなくなり、目のピント調整力が低下。近くのものを見るときにレンズが素早くふくらまず、ピント合わせに時間がかかるように。
スマホ老眼を解消! 3つのワザ
スマホに集中すると、ピントを合わせる毛様体筋が硬くなります。長く使うときは1時間に1回は目を閉じるか、遠くを見て毛様体筋の緊張を解きましょう。できるだけ遠くの景色を見るのがいいですが、とにかくスマホの画面から視線を外すようにして。
目は、毛様体筋など複数の筋肉によって動きます。これをまとめて休めるには、蒸気を当てるのが効果的。「まぶたに蒸しタオルやホットアイマスクを乗せると、温かい蒸気で目のまわりの血行が良くなり、筋肉がほぐれます」(石岡先生)。寝る前、一日の目の疲れを取るようにやってみて。
ビタミンB₁₂配合の目薬は、毛様体筋の働きを活発にし、ピント調節機能を取り戻してくれます。「ただし目の充血を取る『血管収縮剤』入りのものは避けて。充血は目の病気のサインなので、目薬で解消させず眼科で診てもらってください」(石岡先生)。血管収縮剤は、成分表に「塩酸ナファゾリン」や「塩酸テトラヒドロゾリン」などと表記されているため、商品選びのときは参考に。
(からだにいいこと2015年10月号より)