その眼のお悩み、実は「スマホ老眼」かも !?

公開日:2019.9.30

更新日:2019.9.30

その眼のお悩み、実は「スマホ老眼」かも !?

「最近なんだか眼の調子が悪い…」と感じたら、「スマホ老眼」も疑ってみて。スマホの使いすぎが原因で、若いうちから老眼に似た症状に悩まされる人が急増しています。放っておくと、ひどい疲れ目や頭痛、肩こりと、さらに不調が増えるばかり! 早いうちに解消して、すっきりしましょう!

今すぐチェック!それ、もしかしてスマホ老眼!?

下の当てはまる項目にチェックを。スマホ老眼の兆候がわかります。
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1だけなら単なる疲れ目ですが、他の項目に当てはまるなら「スマホ老眼」かも。
チェックした項目が多いほど症状が進んでいる可能性大!

スマホの見過ぎで目の筋肉が疲れて老眼に!

「スマホ老眼は、スマホの見すぎによる眼精疲労のこと。目の疲れがピークに達する夕方になると、近くのものがぼやける、目がかすむといった老眼のような症状が現れます」と、眼科医の石岡みさきさん。
 スマホ老眼になるのは、目のピントを合わせる毛様体筋が疲労し、ピント調節がうまくいかなくなるため。
でも、ご安心を。老眼は自分で改善するのが難しいですが、スマホ老眼は正しい対処法で良くすることができます。また、スマホ老眼が加齢による老眼を進行させたり、時期を早めてしまうこともないのだそう。

ただし目のピントが合わないと、まだ老眼でないのに老眼と勘違いしたり、度数の強いメガネやコンタクトを作り、ますます目を悪くする悪循環に陥ることもあるので注意が必要です。 スマホをよく扱うならスグ対処を!

なぜスマホ老眼になるの?

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【正常な状態】
近くを見るときは、毛様体筋が収縮し、レンズの役割をする水晶体をふくらませて網膜にピントを合わせます。逆に遠くを見るときは毛様体筋が緩み、水晶体が薄くなります。
【スマホ老眼の状態】
目の酷使で毛様体筋が疲労すると収縮がうまくいかなくなり、目のピント調整力が低下。近くのものを見るときにレンズが素早くふくらまず、ピント合わせに時間がかかるように。

スマホ老眼を解消!3つのワザ

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【目を閉じるか、できるだけ遠くを見る】
スマホに集中すると、ピントを合わせる毛様体筋が硬くなります。長く使うときは1時間に1回は目を閉じるか、遠くを見て毛様体筋の緊張を解きましょう。できるだけ遠くの景色を見るのがいいですが、とにかくスマホの画面から視線を外すようにして。
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【目のまわりを温める】
目は、毛様体筋など複数の筋肉によって動きます。これをまとめて休めるには、蒸気を当てるのが効果的。「まぶたに蒸しタオルやホットアイマスクを乗せると、温かい蒸気で目のまわりの血行が良くなり、筋肉がほぐれます」(石岡先生)。寝る前、一日の目の疲れを取るようにやってみて。
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【ビタミンB₁₂配合の目薬を差す】
ビタミンB₁₂配合の目薬は、毛様体筋の働きを活発にし、ピント調節機能を取り戻してくれます。「ただし目の充血を取る『血管収縮剤』入りのものは避けて。充血は目の病気のサインなので、目薬で解消させず眼科で診てもらってください」(石岡先生)。血管収縮剤は、成分表に「塩酸ナファゾリン」や「塩酸テトラヒドロゾリン」などと表記されているため、商品選びのときは参考に。
きちんと対処すれば治せるスマホ老眼ですが、症状の陰に緑内障などの他の怖い病気が隠れている場合も。気になる症状がある人は、診察も忘れずに受けてくださいね!

この記事の監修

石岡みさきさん

みさき眼科クリニック院長。米国ハーバード大学で眼の免疫の研究に従事後、2008年に開業。専門治療だけでなく、患者の立場に立った、生活のなかでできるケアのアドバイスを行っている。
イラスト/川島千草
(からだにいいこと2015年10月号より)