朝3分の「冷えとり指圧」でコリ・疲れの元を押し流す

公開日:2018.11.6

更新日:2018.11.6

朝3分の「冷えとり指圧」でコリ・疲れの元を押し流す

運動不足やストレス、長時間同じ姿勢での仕事などが続くと、全身の筋肉はガチガチに固まり、血管も縮こまってしまいます。すると慢性的なコリ、疲れ、冷えなどに悩まされることに。特に冷えは女性にとって万病の元。なんとかして体を温めたいところです。

即効性のある冷え対策としておすすめなのが指圧。指で血管を押すだけで、筋肉運動をしたかのような血流促進効果が得られます!

血管指圧で冷えや疲れ、コリを解消

ツボ押しやリンパマッサージと違って、血管を直接押して刺激する血管指圧。太い動脈を押すと全身の血液がどんどん流れ、同時にリンパや静脈も活性化。疲れやコリの原因である、血流と老廃物の滞りが解消できます。

血管指圧で押すのは、「首」「お腹」「足の付け根」の3か所。指と手のひらを使い、深部に向かって垂直に押します。息を吐きながら、気持ちいい圧で3秒ずつ押すのがポイント。また血圧が低い、朝いちばんに行うのがおすすめ。血流がよくなって代謝がアップし、元気に1日を過ごせます。

首は頸動脈、お腹は消化器全体を押す

頭部の血流を促す首、上半身や内臓の血流を促すお腹、下半身の血流を促す足の付け根。この3か所の血管指圧の方法を紹介します。

肩こり、首コリ、頭痛に効く 首の血管指圧

(1)頸動脈を確認してまっすぐ前を向く

顔を横に向けたときに張り出す筋肉の前側で、ドクドクと拍動を感じる場所が頸動脈。顔を左右に向けて位置を確認したら、顔を前に戻します。顔を横に向けたまま行うと、筋肉が緊張してしまうので避けて。

(2)あごの下から鎖骨上の4か所を親指で押す

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1で確認した場所に親指の腹を密着させ、残りの4本の指は首の後ろにそえます。このライン上をあごの下から鎖骨のすぐ上まで等間隔に下がって4点押して。1点につき3秒かけて3回押し、反対側も同様に押します。

両方同時に押すと、気道をふさいでしまうので危険です。片方ずつ、やさしく押しましょう。

全身の疲労、更年期症状、腰痛に効く お腹の血管指圧

「の」の字をイメージして9カ所を手のひらで押す

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あお向けに寝て、みぞおちに利き手の手の平の真ん中を当て、もう一方の手を上にそえます。
手の平全体でゆっくり3秒ずつ、9カ所を、①みぞおちの下→②小腸→③膀胱→④盲腸→⑤肝臓→⑥脾ひぞう臓→⑦下行結腸→⑧S状結腸→⑨直腸の順に、食べ物が消化、吸収されるルートに沿って「の」の字に指圧します。

下半身のむくみ、冷えに効く 脚の付け根の血管指圧

左右の脚の付け根を3本指で押す

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イスに座り、両手の人さし指、中指、薬指の3本指をそろえて、左右の脚のつけ根の中央に、指の腹が当たるように置きます。体の力を抜き、3秒かけてじんわり押して。これを5回くり返します。親指の腹を指圧ポイントに当て、上半身を前に倒しながら押すと、力が入りやすくておすすめです。

3か所の血管を押すだけで全身の血の巡りがよくなり、はじめた瞬間から体がポカポカに! 全身の不調が軽くなりますよ。

この記事の監修

浪越孝さん

あん摩マッサージ指圧師。浪越孝SHIATSUサロン代表。国際指圧普及財団理事長。指圧の創始者・浪越徳治郎氏を祖父に持つ。著書に『血管指圧で血流をよくし、身心の疲れをスッと消す!』(¥1,512さくら舎)。

撮影/福島章公 モデル/結城はゆる  イラスト/ふるやますみ
(からだにいいこと2016年12月号より)