「自分」という庭に種をまきましょう!

公開日:2021.3.3

更新日:2021.3.3

「自分」という庭に種をまきましょう!

社会起業家ジョン・ムーアさんの“笑顔になれる暮らしのヒント”をご紹介します。
生命力にあふれるこの季節。あなたの内側にある庭にも種をまきましょう!

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この記事の監修:ジョン・ムーアさん

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社会起業家、オーガビッツアンバサダー。英国公認教師、オーガニックフード・ガーデニング教師。英国シェフィールド大学卒業後、教師を経て、電通に入社。その後、パタゴニア日本支社長などを歴任。現在は一般社団法人シーズ オブ ライフ代表理事として活動中。

植物のように知恵を持ち、自分自身に種まきを

春がやってきました。植物たちも土から次々と顔を出し、木々には若葉が芽吹きます。春は英語でスプリングと言うように、まさに弾けるように、植物の内側にあったエネルギーが一気にあふれ出るときです。

そして、春は庭に新しい種をまき、育てるタイミングでもあります。さあ、あなたの庭でも新しい芽を育んでいきましょう!

私は植物を育てるとき、何をすべきかを人間の視点ではなく植物のように考えて、行動するようにしています。自然の秩序は「本物」です。これまでもお話ししてきたように、自然の中で植物たちは見事な知恵と経験で、次の世代を育んでいきます。

植物のように考える。それは、本物を育てる唯一の方法と言ってもいいでしょう。それは植物に限りません。私は、「自分」という庭も、その方法で育てています。私たちも自分自身に種をまき、育てていけば、それは現実のものになっていくでしょう。
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例えば、「今日からいつもより足を延ばして、オーガニックの食材を買いに歩いてみよう」という行動も、種をまくことになります。オーガニックの食材を選択することで、環境のためにもなり、生産者を支援することにもつながります。

そして、良質な食事をとることもでき、いつもよりたくさん歩くことで健康につながります。さらに、それを友達にもすすめて、友達も同じように行動すれば、その種はもっと広がり、昨年と大きな差が生まれるでしょう。本物の種は、次の種へとつながるのです。

植物は、いつも生きることに集中しています。そして、多くの知恵を持ち、何としても生き抜こうとする生きる強さを持っています。植物を育てることで、あなたはより多くの知恵と、生きる強さと集中力を、手にすることができるでしょう。庭は食料を与えてくれるだけでなく、人生を育んでくれるものなのです。

植物のように知恵を持ち、植物のように種をまき、植物のように自然やさまざまな生き物とのつながりを感じながら、あなたのライフガーデンを育んでいきましょう。

ライフガーデンを作ろう

小さなプランターでもいいので、何か自分の好きな野菜やハーブ、花を育ててみましょう。本当に水を欲しがっているか、その日当たりで喜んでいるか、人間の都合ではなく植物の気持ちになって観察することで、いろんな発見があるはずです。植物が成長したら、それを楽しむためのプランを立てましょう。植物とあなたとのつながりはもっと深くなります。
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ジョンさんからの一言

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ジョンさんがアンバサダーを務めるオーガビッツとは?

取材・文/坂田奈菜子 イラスト/ハシモトジュンコ