社内をクリーンに!「禁煙推進企業コンソーシアム」発表会をレポート

公開日:2019.5.30

更新日:2019.5.30

社内をクリーンに!「禁煙推進企業コンソーシアム」発表会をレポート

からこと発信部ライターの山田みきです。受動喫煙防止の流れから、街では全席禁煙や分煙のレストラン、居酒屋が増えましたよね。

吸う人にとっては“ツライ”状況ですが、「自分の体や家族の健康のために本当はやめたい」と思っている人も多いのではないでしょうか? そんな禁煙希望者や企業の禁煙推進をサポートする「禁煙推進企業コンソーシアム」発足発表会に参加してみました!

社内禁煙を応援する「禁煙推進企業コンソーシアム」とは?

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厚生労働省の調査によると、日本人の年間死亡者は、能動喫煙によって約13万人、受動喫煙によって約1万5千人(肺がん、虚血性心疾患、および脳卒中による死亡)と報告されています。

東京都知事の小池百合子さんも登壇した今回の「禁煙推進企業コンソーシアム」。
わかりやすく言うと、企業の社内禁煙を応援したり、働く禁煙希望者をサポートしたりする、東京都の禁煙推進団体のこと。現在、都内のさまざまな団体が参加しています。

具体的な活動は、より健康的な企業を目指すため、企業側に喫煙率のマイルストーンを設定。目標達成をサポートしたり、喫煙率を、下げるための取り組みを共有したりするそうです。
今や禁煙は、個人だけでなく企業全体で取り組むべき活動なのです。
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今回は参加している23社(団体)が出席。コンソーシアムの発足前から、社内禁煙に力を入れている企業もあり、すでにさまざまな工夫をされているんだとか。
例えば、禁煙にチャレンジすると補助金を受けられたり、卒煙すると社内での買い物ができる金券をもらえたり、「卒煙ダービー」として禁煙したい人が馬になり、周りが賭け応援するなど、楽しく禁煙ができる環境づくりをしている企業もあるようです。

禁煙は健康寿命をのばすための基本

このコンソーシアムは、東京都に本社や事業所がある21社と、「東京都医師会」や「日本対がん協会企業」により設立されました。
東京都医師会の尾崎治夫会長

東京都医師会の尾崎治夫会長

「禁煙を少しでも検討している方をサポートしていきます。人生100年時代に、より健康であり続けるために企業からこうした活動を始めてもらいたいものです」と東京都医師会の尾崎治夫会長。
さらに、都民の“健康ファースト”実現に向けて取り組みを進めている小池百合子東京都知事も登壇。
2020年の東京オリンピック開催に向けて、東京都も「受動喫煙防止条例」などで快適に過ごせる街づくりを進めているようです。
小池百合子東京都知事

小池百合子東京都知事

「受動喫煙防止条例」とは、“受動喫煙を未然に防止すること”が目的。医療や行政の機関、高齢者施設や幼稚園、保育園、学校などでの喫煙はできなくなりました。また、飲食店でも利用者にわかりやすく表示されるようになります。
くわしくは、保健所に置かれているパンフレットやチラシ、東京都福祉保健局のホームページ(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kensui/tokyo/kangaekata_public.html
)で見ることができます。
東京都福祉保健局の卒煙パンフレット

東京都福祉保健局の卒煙パンフレット

「東京都では、禁煙を希望していながら、なかなか取り組めない方を支援するために、“卒煙”をサポートするパンフレットを作成しています」と小池都知事。パンフレットは、下記のURLよりダウンロードできます。

「卒煙を考えよう~禁煙成功へのセルフメソッド~」
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kensui/kitsuen/leaflet/sotsuenwokangaeyou.files/kinenshien.pdf

家族や友人、同僚などで、「やめたいけどやめられない」「禁煙に何度も失敗している」という人がいたら、ぜひすすめてみてはいかがでしょうか。

今や100歳まで生きる時代といわれ、年金がもらえる年齢もどんどん上がってきています。自分自身が健康で、長く働ける環境の整った企業が増えることは、私たちにとってもありがたいことですね。

喫煙者は役員になれない!就職もできないという現実

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吸った瞬間に血圧が急上昇するといわれているタバコ。病気リスクの観点から、禁煙しないと執行役員になれない、喫煙者は就職できないといった対策を取られている企業も増えてきているそうです。

タバコを吸うのがかっこいいとされた時代もありましたが、今は、喫煙によって人生のステップアップも左右される厳しい現実。時代の流れを感じます。

タバコを禁止する「禁煙」ではなく、タバコを卒業する「卒煙」といったという言葉も広がりつつあり、身近になってきた禁煙。自分や家族の健康、将来を考えると、こうした取り組みで、日本全体がクリーンで健康的な環境になるといいですね。