目の血流が悪くなると老眼も進む
目の血管はとても細いため、ただでさえ血の巡りが悪くなりやすいのに、近くを見続けて目の筋肉がこりかたまると、血流はさらに悪化します。血流が滞ると酸素や栄養も十分に行き渡らなくなり、目の機能が落ちます。すると目の疲れがとれなくなったり、老眼が進むことになります。
お風呂タイムは目のケアにぴったり
そこでお風呂で行うアイケアを。入浴中は全身の巡りがよくなり、筋肉の緊張もゆるみやすいので、目の血流を効率的に上げられます。目も肌や体型と同じで、きちんとケアすれば若さを保てます。お風呂でケアを続けて目を若返らせれば、疲れ知らずの目になれそうですね!
紹介するアイケアは4つ、どれも簡単なので毎日続けられそうです。気持ちよく行え、目の疲れがスキッと解消します。リラックスして楽しみながらどうぞ!
紹介するアイケアは4つ、どれも簡単なので毎日続けられそうです。気持ちよく行え、目の疲れがスキッと解消します。リラックスして楽しみながらどうぞ!
目の周りにシャワーをあてる
シャワーを顔に向けます。目を閉じ、気持ちいいくらいの熱さと水圧のシャワーを目の周り全体にあてます。左右の目で合計1分ほど。目の筋肉がゆるみ、目の周辺に多い「目にいいツボ」もまんべんなく刺激できます。
ホットタオルの下で目玉グルグル
湯船に入る前に、熱めのお湯にタオルを浸して絞ったホットタオルを用意します。湯船に浸かって目の上にのせると、じんわり温まり血流がよくなることがわかります。そして、タオルの下で目を開け、目玉を上下・左右・斜めといろいろな方向に動かしましょう。最後に右回り、左回りにぐるりと回す。これを3セット行います。
湯船のへりで首の後ろを押す
湯船に浸かりながら、湯船のヘリに首の後ろの髪の生え際部分をあたるように体をずらして寝そべります。疲れ目に効く「天柱(てんちゅう)」と「風池(ふうち)」が刺激されてスッキリ。首、頭のコリも解消します。
天柱と風知は、どちらも首の後ろの髪の生え際あたりにあるツボ。目の疲れや老化予防のほか、天柱は肩こり・疲労回復に、風池は自律神経を整える効果があります。
天柱と風知は、どちらも首の後ろの髪の生え際あたりにあるツボ。目の疲れや老化予防のほか、天柱は肩こり・疲労回復に、風池は自律神経を整える効果があります。
風景のポスターを壁に貼って眺める
風景が描かれた「お風呂用ポスター」を浴室の壁に貼り、ボーッと眺めてみて。脳が遠くを見ていると錯覚し、目の緊張がほどけていきます。ネットショップで購入可能。浴室が開放的な空間になり、一石二鳥です。
お風呂でできるアイケアを続けるうちに、目の若返りが実感できます。ぜひ、今日から始めてみて!
お風呂でできるアイケアを続けるうちに、目の若返りが実感できます。ぜひ、今日から始めてみて!
この記事の監修
本部千博(ほんべかずひろ)さん
ほんべ眼科院長。独自理論で老眼や近視の進行防止に力を注いでいる。『老眼は「脳のトレーニング」で回復する』(PHP研究所¥1,296)ほか著書多数。
イラスト/なかきはらあきこ
(からだにいいこと2016年7月号より)
イラスト/なかきはらあきこ
(からだにいいこと2016年7月号より)