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今すぐチェック! あなたの歯磨きは間違っている!?

「朝の歯磨きは朝食後、ランチの後もすぐに磨いている」。実は、こうした “食後しっかり歯磨き” があなたの歯を蝕んでいる可能性が! 多くの人が持つ歯磨きのカン違いや意外な常識を改めて知って、正しい歯磨きをしましょう。

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まずは、あなたの歯磨き習慣と知識をチェック!

次の1〜7の質問に、◯ ☓ △で答えてみてください。

1●朝起きたらまず水を1杯飲み、朝食後に歯を磨く
2●口臭予防のため、食後すぐに歯を磨いている
3●昼食後は歯を磨く暇がなく、デンタルフロスのみ使う
4●歯が黄色いので、美白効果がある歯磨き粉を使っている
5●歯ブラシは、毛先が開いてきたタイミングで交換している
6●時間短縮になると思い、ヘッドの大きな歯ブラシで磨いている
7●夫、子ども、私と、三者三様の歯磨き粉が洗面所に並んでいる

正解はこちら! 判定と解説

判定
起床後はまずは歯を磨き、口内の細菌を除去

夜眠っている間に、口の中では便10gにも相当する数の口内細菌が増殖して、歯垢となって付着しています。それなのに、朝起きてすぐに水を飲んでしまうと細菌が全身に巡って、糖尿病や脳梗塞などの病気につながる可能性が。起床後はまずは歯を磨き、口内の細菌を除去しましょう。

判定

食後、口内のpHが酸性に傾いた状態で歯を磨くと、歯を傷めることになります。歯を元の硬さに戻し、歯垢の増殖や口臭を予防するのが唾液です。唾液の効能を生かすためにも食後スグの歯磨きは避け、デンタルフロスでケアを。

判定
デンタルフロスで

歯垢除去に有効なデンタルフロスですが、「歯のすき間に入れるのが怖い」という声も。初心者には歯と歯の間に通しやすい「ワックス付きで糸が細いタイプ」がおすすめ。歯垢除去力は「ワックスなし」の方が高いので、慣れたらそちらに。

判定

歯の色は、エナメル質の厚みと質で決まります。個人差があり、加齢ですり減るので、多少の黄ばみは自然な現象。美白をうたった研磨剤入りの歯磨き粉で磨きすぎると、逆にエナメル質を削ることに。気になる時は歯科で相談を。

判定

毛先が開いたら換えるのは基本ですが、たとえ毛先が開いていなくても毛束の根元には細菌がたまりがちに。汚れた歯ブラシで歯を磨くと菌を体内に取り込むことになるため、1カ月に一度は歯ブラシを換えましょう。

判定

歯の1本1本は小さいため、大きな歯ブラシでは磨き残しが出てしまいます。口腔ケアでは「小は大を兼ねる」が基本。ヘッドの長さは2cm以下、歯周ポケットにあてることを考え、硬さはふつう~やわらかめを選んで。

判定

そもそも口内が健康な人には歯磨き粉は不要。歯周病や虫歯などのトラブルがある時に、薬理作用がある歯磨き粉を使うのがおすすめです。家族で同じ歯磨き粉を使いまわすのではなく、目的に合わせて使い分けましょう。

歯磨きの常識

目からウロコの歯磨きの常識、いかがでしたか? 
「起床後」と「就寝前」歯磨きと食後のデンタルフロスを徹底したいですね!


撮影/中村彰男 モデル/殿柿佳奈
イラスト/石山綾子
(からだにいいこと2018年11月号より)

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