虫歯・歯周病予防対策に! いま話題の菌活「バクテリアセラピー」をレポート

公開日:2019.7.25

更新日:2019.7.25

虫歯・歯周病予防対策に! いま話題の菌活「バクテリアセラピー」をレポート

からこと発信部ライターの大川昌子です。
今回は歯科衛生士として働く私が、オハヨー乳業主催の「バクテリアセラピー」に関するセミナーに出席してきました。

歯科衛生士という職業柄、虫歯や歯周病の治療・予防に積極的に取り組んでいるだけに興味津々でした。
今回のセミナーでは、歯科医師による最新情報の解説があることを知り、専門的な話が聞けることをとても楽しみにしていました。
 (11115)

(左)坂本紗由美先生、(右)若林健史先生

お口は健康の入り口

日本歯周病学会理事・専門医・指導医、日本大学客員教授の若林健史先生が、「口内フローラや口と全身の健康との関係性」について解説しました。

口内フローラとは?

 (11112)

口内フローラとは、人の口腔内に生息する細菌叢(さいきんそう)のことであり、300~700種類の細菌が固有のバランスで私たちのお口の中に棲みついています。
善玉菌によって悪玉菌が制御され、この口内フローラのバランスが良好な状態に整えられていることが重要になります。

しかし、喫煙・ストレス・乾燥・糖質の過剰摂取・妊娠出産・不十分な口腔ケア・家族間の感染・加齢による唾液の減少などによって、口内フローラのバランスは乱れてしまいます。口内フローラの乱れは、虫歯や歯周病といった口腔内への影響にとどまらず、全身に重大な疾病をもたらすことが最近わかってきました。
健康な毎日を過ごすために、お口の中の菌のバランスがとても重要になってくるのです。

歯周病菌と全身疾患の関係性

歯周病菌は血液を通じて全身に悪影響を及ぼします。
アルツハイマー・動脈硬化・心筋梗塞・誤嚥性肺炎、早産 低体重出産・関節リウマチ、そして糖尿病をはじめとする生活習慣病の原因となることが報告されています。

特別養護老人ホームで、口腔ケアによって発熱や誤嚥性肺炎発症者が減少したという事例も紹介されました。
高齢者の肺炎は、お口の中の細菌が誤って肺に入って発症する誤嚥性肺炎が多く、口腔内を清潔に保つことにより、歯周病の原因となる細菌の繁殖を防ぐことが重要です。
災害時の避難先などでも、口腔内を清潔に保つことで発熱や肺炎のリスクを低下させた事例があります。

防災セットには、歯ブラシや歯みがきシートなどの口腔ケアアイテムを加えて備えておきましょう。

いま話題の「バクテリアセラピー」でお口の細菌バランスを整える

いま、お口の細菌バランスを整え、口内フローラと腸内フローラを良好にする
「バクテリア(細菌)セラピー(治療)」という考え方が注目されています。

中でも、ロイテリ菌は口の中にいる「善玉菌」を増やし、悪玉菌の代表とされる「虫歯菌・歯周病菌」を減らし、お口の細菌バランス改善に効果が期待されています。

ロイテリ菌の優れた実績と効果を知って、新しい予防歯科に注目

坂本紗有見先生が、次に「ロイテリ菌を使った口内フローラ良化の最新臨床結果」について解説しました。

ロイテリ菌の実績と可能性について

 (11116)

ロイテリ菌電子顕微鏡写真
ロイテリ菌は、ペルー人の母乳から発見されたヒト由来の乳酸菌です。
ロイテリ菌は、元々ヒトの体内に生息していましたが、現代社会における投薬治療や食品添加物、ライフスタイルの変化のなかで失われ、日本人でも7人に1人しか保有していないといわれています。

ロイテリ菌には、胃腸炎・感染症・免疫など幅広い分野での実績があります。安全性については、善玉菌に影響を与えず悪玉菌のみを抑制し、ロイテリ菌が持つ抗菌作用によって歯周病菌の増殖を予防する働きがあり、歯周病の症状が改善されたという研究結果があります。

新しい予防歯科の三種の神器として「歯磨き・検診・ロイテリ菌」。
虫歯や歯周病予防のために、ロイテリ菌で口の中の善玉菌を増やす新しい予防治療に期待です。

ロイテリ菌入りヨーグルト、サプリメントで口内フローラを整える!

 (11114)

お土産にロイテリヨーグルトとロイテリのサプリメントを頂戴しました。
ヨーグルトの味は、砂糖不使用なのにキシリトールの優しい甘みで食べやすく美味しかったです。機能性表示食品のため安心感もあります。

「ロイテリヨーグルト」を食べることで、お口から悪玉菌を抑制し口内フローラを整えることができます。ヨーグルトなら手軽にお子様からご年輩の方、妊娠中の方まで安心して美味しく食べながら虫歯や歯周病の予防ができますね。
ヨーグルト以外にも「ロイテリ菌サプリ」も販売されています。

「お口の健康は全身の健康」と言われているように、口はからだの入り口として健康に深く影響しています。
近年、歯周病菌は歯周病だけでなく、全身疾患にも影響を与えることがわかってきました。

今まで歯周病・虫歯の予防は、毎日の歯ブラシ(口腔清掃)と定期的に歯科医院で口腔内クリーニングだと私は思っていました。
洗口液で殺菌をしても、一時的にお口の細菌数を減らすことは可能ですが、使用方法を誤ると細菌のバランスを崩すこともあります。

新しい予防歯科治療「バクテリアセラピー」、私も実践してみようと思います。