更年期障害はいつまで? 症状を軽くするコツ

公開日:2018.12.5

更新日:2018.12.5

更年期障害はいつまで? 症状を軽くするコツ

更年期は、女性が“妊娠しない体”というステージへ立つための準備期間。これから始まる第二の人生をもっとステキにするための、輝かしい通過点です。しかし、この時期には女性ホルモンの変化に伴って、更年期障害に悩まされることも。ホットフラッシュやイライラ、不眠やうつなど、つらい症状を軽くするコツを紹介します。

個人差が大きい更年期障害

更年期は平均的に、45~55歳までの10年間。更年期障害は、女性全員に同じように現れるのではなく、個人差が大きいもの。ほてりや疲労感、イライラなどの症状を強く感じる人もいれば、まったくない人も。また閉経してからも、長く症状が続く場合もあります。
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つらい症状があっても、「病気じゃないから」と日本女性はがまんしがちです。婦人科を受診して相談したり、セルフケアをするなど、自分で症状を軽くする行動を起こして、更年期をハッピーに過ごしましょう。
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婦人科でホルモン補充療法にトライ

更年期は心も体もデリケートな時期。思い切って受診したのに医師との相性がいまひとつなら、クリニックを変えてみて。症状を軽くするためには、相性の良い先生を探して、遠慮なく相談することが何より大切です。

婦人科での主な治療は、飲み薬や貼り薬による「ホルモン補充療法(HRT)」。日本ではまだ普及率が低いのですが、症状がウソのように治まる人も。この療法で心配される乳がんや子宮がんは、定期検診で早期発見が可能です。まずは主治医と相談しましょう。
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漢方・ハリを積極的に取り入れて

更年期障害は、東洋医学とも相性が良いのです。ホットフラッシュや手足の冷え、不眠やうつには漢方やハリ治療がおすすめ。ただしどちらも作用はおだやかなので、気長に最低3ヵ月は続けるようにしましょう。

プラセンタサプリを活用

手軽に摂り入れられるサプリは頼れる味方。症状を緩和するためには、プラセンタのサプリがおすすめです。うつやのぼせ、肩こり、動悸など更年期特有の症状のほか、シミやしわなど肌への効果も期待できそうです。
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呼吸法でリラックス

イライラが止まらないとき、簡単な呼吸法が意外に効きます。目を閉じて肩の力を抜き、ゆっくり13数えながら鼻から息を吐く。次に10数えながら鼻からゆっくり息を吸います。自然と深い呼吸になって、気持ちを鎮めてくれますよ。

たんぱく質はうつ防止に効果的

体を作るもとになり、女性ホルモンの原料でもあるたんぱく質は、毎日摂りましょう。豆腐にカツオ節など、動物性と植物性をあわせると必須アミノ酸を効果(率)的に摂取できます。。そして、肥満の元になる糖質は控えめが絶対おすすめ。うつ病や生活習慣病を引き起こす原因にもなります。

湯たんぽ、保冷剤を活用

顔や首はほてっているのに、手足が冷えるのは、体の熱にばらつきがあるから。お腹や背中、お尻など大きな筋肉がある部位を湯たんぽで温めると、巡りがよくなり全身の熱が均一になります。
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ほてり対策として、外出のお供には、保冷剤をバッグに忍ばせましょう。電車の中や、歩きながら、いつでも脇の下や首の裏にあてると、ほてりやのぼせがラクになりますよ。

下着は天然素材。Tバックに挑戦!

肌が敏感になるので、下着は綿やシルクなど天然素材を。縫い目が気になるなら、裏返しで着ちゃいましょう。意外ですが、脚のつけ根を締め付けないTバックは、更年期世代にこそおすすめ、挑戦してみて。
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この記事の監修

堂園涼子さん

インターナショナル・メディカル・クロッシング・オフィス所長。カウンセリング重視の診療を取り入れ、患者からの信頼も厚い。著書に『新版更年期かしら』(世界文化社 ¥1,512)他

宇江佐りえさん

メノポーズカウンセラー。エイジングスタイリスト。タレントとして活躍後、更年期からのポジティブエイジングの普及を目指し活動。著書に『幸年期メソッド』(自由国民社 ¥1,404)
イラスト/シュクヤフミコ
(からだにいいこと2017年2月号より)