肩コリ・腰痛を治す「足裏3点歩行」

公開日:2019.3.1

更新日:2019.3.1

肩コリ・腰痛を治す「足裏3点歩行」

痛みやコリなどの不調をガマンしていませんか? 原因はダメな歩き方かもしれません。“ダメ歩き”をしていると、指の付け根とかかとに頼る「2点歩行」に。正しい歩き方「足裏3点歩行」に変えただけで、ガンコな不調があっさり消えた人多数!ぜひお試しください。

“ダメ歩き”「2点歩行」でこんな不調に!

ふだん自分がどんな歩き方をしているか、意識していますか?
まずは典型的なダメな歩き方をタイプ別に解説。思い当たる節はありませんか?
 (4686)

●TYPE1 かかと衝撃タイプ
膝をまっすぐ伸ばしてかかとで着地。ガツンとした衝撃が、ひざ、腰、首頭に響、不調の原因に。
□靴のかかとが大きく減っている □長時間歩くとかかとが痛くなる □「蹴ってかかとで着地」を正しい歩き方として実行している □ひざが痛い

●TYPE2 脚を上げないタイプ
ひざをほとんど曲げず、脚を引きずるようにベタベタ歩き。脚の筋肉が鍛えられないため、疲れやすく、むくみで脚が太くなりやすい。
□段差のない所でけつまずく □歩くと靴底が「ズズッ」と擦れる音がする □ふくらはぎがむくむ □人と比べて歩くのが遅い

●TYPE3 外側重心タイプ
現代人に多い、体の外側に重心が傾いているタイプ。外側の筋肉ばかりが使われて、腰痛、脚のだるさ、O脚の原因に。
□靴底の外側が大きく減っている □足の裏の外側にタコができやすい □歩行中、足首が外側にグキッと倒れることがある □O脚である

●TYPE4 猫背ゆがみタイプ
「猫背」のような悪い姿勢で歩くタイプ。これがクセになると、骨格や内臓の位置もゆがみ、全身に不調が起こりやすくなる。
□気づくと背筋が丸い □歩行中によく携帯を見る □5センチ以上のハイヒールかペタンコ靴をよく履く □ヒールを履いた時、ひざを大きく曲げると歩きやすい
ダメ歩きをすると、足の指が浮きぎみになり、指の付け根とかかとに頼る2点歩行に。重心がかかと寄りになって、足裏が不安定になり、これをひざ・腰・首が補おうとがんばるために、無理な力がかかってしまいます。すると首・肩コリ、頭痛、腰痛、ひざ痛などの不調が表れることに。特に、神経が集中している首を痛めると、自律神経も乱れ、便秘や冷え性、不眠、うつになることもあります。

正しい“足裏3点歩行”で不調が改善。むくみもスッキリ!

指・指の付け根・かかとに力を分散させる“3点歩行”が体にいい正しい歩き方。姿勢が安定するため、体の他の部分に負担がかかりません。“2点歩行”が引き起こしていた、さまざまな不調が改善してO脚や脚のむくみ、だるさもスッキリ解消します。
 (4687)

 (4688)

まっすぐ前を向き、頭、背中、お尻を一直線上にして立つ。この姿勢のまま、ひざをいつもより1cm高く上げることを意識して指・指の付け根・かかとの3点で着地するイメージで歩く。この歩き方なら、重心も自然と内側に。
正しい”足裏3点歩行”ができるようになると、首や肩のコリが改善される、自律神経が整う、O脚や脚のむくみやだるさが緩和される、頭痛や腰痛が改善される、不眠や冷えが改善されるなどの嬉しい効果が!

“ダメ歩き”タイプ別 体にいい歩き方へのちょいワザ

“足裏3点歩行”はとても簡単ですが、ダメ歩きがクセになっていると、いつもの歩き方に戻りがち。歩く前にちょいワザを行えば、3点歩行を習慣にしやすくなりますよ。

●かかと衝撃タイプ→「親指グルグル」でふんばり力を

親指を付け根からよく動かすことで、足の前方でふんばる力がアップ。かかと着地のクセをスムーズに改善できます。
 (4690)

[足の親指を握って付け根からよく動かす]
右手の中指・薬指・小指で左足の親指を深く握る。右手の親指は足の裏に回し、足の親指の付け根にあてる。人差し指はまっすぐ伸ばして。左手で足の甲を持ち、足の親指を「付け根から足裏に向かって曲げて戻す」を10回。次に、左回りに10回、右回りに10回まわす。右足の親指は左手で握り、同様に行う。

●脚を上げないタイプ→「足踏み」でひざの高さを記憶

「ひざを高く上げる」記憶を、歩く前に脳と体にインプット。これを習慣にすると、自然といつもより脚を上げて歩くように。
 (4695)

[ひざを高く上げてその場で足踏み]
太ももが地面と平行になるくらいまでひざを高く上げて、10秒ほどその場で足踏みする。歩き始める直前に行って。

●外側重心タイプ→「ひざしめ屈伸」で重心を内側へ

脚の内側に重心をかけるクセづけになる上、太ももの内側の筋肉が鍛えられるので、外側重心になりにくく、O脚も改善。
 (4691)

[ひざをくっつけたまま曲げて伸ばすをくり返す]
脚を閉じて立ち、両ひざをくっつけたまま屈伸する。はじめの立ち姿勢でひざが離れてしまう人は、くっつくところまでひざを曲げ、できるだけ離れないようにしながら伸ばして。

●猫背ゆがみタイプ→「カベピタ」でまっすぐ姿勢をキープ

猫背予防には、いつも「壁に体の後ろをぴったりつけた姿勢のまま歩く」ことを意識。体がゆがまず、3点歩行が正しく行えます。また、姿勢の崩れは靴のヒールの高さが原因のことも。正しい姿勢を保つためには、2~4㎝のヒールがベスト。
 (4692)

[壁に体の後ろをピタッとつける]
部屋の壁に後頭部・背中・お尻をピタッとつけてまっすぐ前を見る。外出の直前に行い、その姿勢をキープして歩いて。

この記事の監修

笠原巖(かさはら いわお)さん

外反母趾・浮き指・ヘバーデン結節研究家、カサハラフットケア整体院院長、柔道整復師。
体の痛みや不調を足から治療するカリスマとして人気。著書多数。講演やスクールも開催。
公式HP https://www.ashiuratengoku.co.jp/
撮影/神尾典行 モデル/高野祐未
イラスト/宮野耕治
(からだにいいこと2016年11月号より)