冷え・むくみが消えて毛細血管が増える「シナモン」の摂り方

公開日:2018.11.1

更新日:2018.11.2

冷え・むくみが消えて毛細血管が増える「シナモン」の摂り方

冷えやむくみが気になる方に、効果的なシナモンの摂り方をご紹介します。

なんだか最近、冷えやむくみが急にひどくなった…という実感がある人は、毛細血管の減少が原因かもしれません。

実は体中に張り巡らされている毛細血管は、年齢とともに衰え、40代を境に大きく減少し、60~70代になると20代に比べ4割も減ってしまうことがわかっています。
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体の末端まで酸素や栄養を送り、老廃物をリンパに送り込む役目を果たす毛細血管。その働きが低下することで、むくみや冷え、肌質の悪化、臓器機能の低下などが起こります。

そんな毛細血管を若返らせるスパイスが「シナモン」。毛細血管の活性化には「アンジオポエチン」という成分が必要ですが、シナモンにはそれと同じ働きがあるのです。

血管のすき間をくっつけるシナモンパワー

さらに、年齢とともに、毛細血管の内側の細胞や細胞同士の接着が弱くなります。こうしてできたすき間から血液が漏れてしまい、血流が滞ったり、血管自体が消えてしまうゴースト血管現象も…。
シナモンを摂取すると、血管の細胞間の接着を強固にする分子「Tie2」が活性化。毛細血管の細胞同士がしっかり接着して頑丈になり、過剰な血液の漏れが減り、毛細血管が若返ることが、研究によってわかっています。

スプーン1杯のシナモンパウダーを紅茶に入れて

毛細血管を元気にするためのシナモンの量は、1日スプーン1杯で十分。紅茶に入れて飲めば、おいしく、簡単に採り入れられます。

おすすめは「レモン入りアップルシナモン紅茶」。紅茶とりんごに含まれるポリフェノールは、抗酸化作用とともに末梢血管の血流を促進してくれます。レモンに含まれるビタミンCは毛細血管の細胞の結合を強くする働きもあります。これにシナモンを加えることで、血管を元気にする成分を効率よく摂ることができるのです。
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レモン入りアップルシナモン紅茶の作り方

【材料と作り方(1杯分)】
紅茶約200mlにりんごジャム大さじ1、シナモンパウダーティースプーン1杯、レモンの輪切り、またはレモン汁適量を入れて。

シナモンはスティックよりパウダーがおすすめ。スプーン1杯分(約0.6g)で全身に行き渡ります。摂り過ぎは肝臓に負担をかけるので避けましょう。

アロマオイルとしても使われるシナモンは、甘くスパイシーな香りでリラックス効果があります。香りも楽しみながら、味わいましょう。

摂取後は体を動かすと毛細血管がいっそう元気に

そして毛細血管を復活させるには、シナモンを取り入れた後に、血流をアップさせるウォーキングなどの運動をプラスするとより効果的です。摂取したら体を動かすことを心がけて。

紅茶以外にもアレンジはお好み次第

シナモンは紅茶だけでなく、ヨーグルトに混ぜたり、トーストにシナモンシュガーをかけたり、バナナやオレンジなどのフルーツにかけたりとアレンジは自在。さつまいもの煮物に加えても良いですし、豆乳、ココア、コーヒーとも相性は◎。好みに合わせて摂りやすいメニューを考えてみましょう。

毎日休むことなく働き続けてくれている血管ですから、大事にケアしてあげたいもの。シナモンで毛細血管を増やせば、冷えもむくみも撃退できそうですね!

この記事の監修

高倉 伸幸さん

医学博士。大阪大学微生物病研究所教授と金沢大学がん研究所客員教授を兼任。日本の血管研究の第一人者で、毛細血管とシナモンの関係に着目。著書に『シナモン・メソッド』(KADOKAWA ¥1,080)他。

撮影/福島章公
(からだにいいこと2016年12月号より)