この記事の監修:酒井慎太郎さん
さかいクリニックグループ
https://www.sakai-clinic.co.jp/
スマホ首=「ストレートネック」が二重あご原因?
すると顔や体のラインが崩れてたるんで二重あごになり、首や肩にも痛みが出るなど、全身に影響が広がります。
二重あご対策に! 「ピストルポーズ」のやり方
このポーズの目的は、あごを押して頭を水平に後ろにスライドさせること。強めに押すため、指をピストルのような形にして、親指と人差し指の間をあごにピッタリ沿わせるとうまくできます。
あえて体に悪い「ストレートネックの姿勢」を認識させるため、一度、頭を前に出す。首から下は動かさず、頭だけを前に出して。この姿勢はスマホ首の人は違和感なくできてしまいます。
手をピストルの形にし、親指と人差し指であごをはさんで輪郭にぴったり沿わせる。そのまま力を入れて、あごを水平に強めに押す。頭を水平に後ろにスライドさせたいので、あごを下げたり上げたりしないこと。
1日に何度も行って「セルフ整体24時」
さらに姿勢がよくなる +テクも紹介します。
メイクついでにあごをグイッ!鏡できちんと水平に押しているかをチェックして。
席に着いたら、まずあご押し。お湯が沸くまでの時間、レンジ待ちの時間などもあご押しタイムに。
スマホ首だと肩がコリやすくなります。
「肩甲骨ストレッチ」を朝出かける前に行って肩まわりをほぐし、柔らかな体で1日をスタート!
(1)腕を上げてバンザイ。
(2)腕を後ろに引きながらひじを肩の高さまでおろし、肩甲骨を寄せて胸を開く。
(3)ひじを曲げたまま腕を前に寄せ、また開く。寄せたり引いたりを10回くり返す。
「信号待ちであご押し」をルーティンに。あごを下げず、正しい姿勢で押すことを心がけて。
デスクワークが続くと、どうしても頭が前に出てスマホ首の悪い姿勢になりがち。
1時間に1~2回は、あご押しでリセットを。
スマホ首は、頭と首の骨の境目が圧迫されるため、頭痛などの不調が起きやすいもの。
そこで、後頭部下側の出っぱりの下(髪の生え際あたり)を親指で押してほぐすと◎。
不調が起きにくくなり、スマホ首も改善しやすくなります。
その名の通り、スマホ首になりやすいのがスマホを見ている時間。
あごを下げなくても見える高さにスマホを持ち、あご押しすることで悪い姿勢を防げます。
スマホを見る時間が長くなりそうなら、目の高さで持って。
スマホを持っている方の腕の脇の下に、反対の手のコブシをはさむと姿勢が安定します。
電車やバスの中で片手が空いたらすかさずあご押し! 姿勢も美しくリセットされます。
入浴中、体が温まった状態でのあご押しは効果大。
筋肉が柔らかくなるので骨格が戻りやすく、おすすめです。
湯船に浸かる時は、首全体を温めて血流を良くすると首や肩のコリがラクに。首の下の方だけでなく上まで温めたいので、「あご湯」を!
高い枕は首や肩の筋肉を引っぱり緊張させるので、「枕なし」が理想的。寝返りをした時の負担を防ぐため、頭の両わきにタオルをたたんで作った低い枕を置いて。
まめにグイッ!とやって、あごまわりラインもコリもすっきりしてくださいね!
イラスト/後藤知江 トシダナルホ
(からだにいいこと2018年5月号より)