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心と体がつらい女性たちへ。連載、はじめます!|ストレスオフ(1)

忙しく生きる現代女性は、何かしらストレスを抱えています。心が不安定、体調がイマイチ…そんな悩める女性を救う連載がスタート。ストレスオフ・トレーナーの高橋昭子さんが心と体を軽くする方法をアドバイスします。

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ストレスの原因は、「自分の思考」にある

「現代女性のみなさんが感じているストレスには特徴があります。それは、自らの思考で作り出されていることです」と、メディプラスのストレスオフ・トレーナーの高橋昭子さん。

ストレスというと、他人との関わりの中で感じることが多いですが、実はそれを紐解くと、自分自身の考え方にあるのです。

「ストレスに感じていることをよく考えてみると、戻れない過去への後悔や執着、先の見えない未来への不安など、『今ここにあるもの』ではなく、過ぎたことやまだ分からない先のことではありませんか? 原因の多くは、過去や未来の心配事なのです。『あのときこうだったから…』とか、『こうなったらどうしよう…』という思考を自分で減らすことができれば、きっと心と体も楽になるはずです」

また、「比べグセ」もストレスの原因と話します。

「『私よりあの人のほうが…』と、人と勝手に比べて、勝手に考えて、勝手に落ち込む。こうした“比べグセ”がついている人もストレスを感じやすいといえます。冷静に考えてみると、ストレスを感じるか感じないかは、考え方ひとつなんですよ」

不眠、寝ても疲れが取れなないのは、ストレスが原因かも

少しずつ溜まっていく日々のストレスは、心や体の不調となってあらわれます。

「ストレスによる体の不調で最も多いのが不眠。眠れない、寝つきが悪い、夜中に目が覚めてしまうといった不眠症状はもちろんですが、長時間寝たのに翌朝だるい、疲れが取れた感じがしないといった目覚めの悪さもストレスが原因かもしれません。体の調子が悪いと、心も元気がなくなり、ネガティブ思考に。何が起こってもマイナスに考えてしまうクセがつき、心と体、両方がガタガタと崩れていきます」

ストレスオフ

溜まる前に予防する「ストレスオフ」とは?

この連載では、ストレスオフ・トレーナーの高橋さんが、「ストレスオフ」をテーマに、女性たちの心と体を軽くする方法をアドバイスしていきます。

「『ストレスオフ』と『ストレス解消』は違います。おいしいものを食べる、カラオケに行く、たっぷり寝るなど、『ストレス解消』をする方法はたくさんあると思います。でもこれは、一時的に心は発散できますが、毎日続けると逆に体は疲れてしまいますよね。『ストレスオフ』は『解消』と違い、ストレスが溜まらないように事前予防していくことをいいます」

□毎日ストレスを感じる
□不眠気味、眠りで悩んでいる
□病気ではないけれど、体調がすぐれない
□ストレスで心がつらい
□疲れがなかなか取れない
□忙しくてセルフケアをする暇がない
□ネガティブ思考になりがち
□ストレスを取り除いて健康でいたい

といった女性におすすめです。

次回からは、瞑想やセルフマッサージ、リラックスできるエクササイズやヨガ、睡眠テクなど、さまざまなアドバイスをお届けします。お楽しみに!

髙橋昭子さん

ストレスオフ・トレーナー 髙橋昭子さん インタビュー

第一回目は、高橋さんがストレスオフ・トレーナーとして活躍するまでの道のりをインタビュー。健康とは無縁で、不調ばかりだった20代、メンタルが不安定だった30代後半。そんな波を経てたどり着いた47歳の“今”(取材当時)を語っていただきました。

10~20代は“ガングロ”、30代で肌年齢47歳にショック!

白くてハリのある肌で、とても47歳(!)とは思えない若さの高橋さん。でも以前は、肌にダメージを与えるような生活ばかりしていたそうです。

「10代・20代の頃は、毎週末海に行ってサンオイルを塗り、週2回は日サロへ。こんがり焼けた“ガングロ”の肌でした。母には『将来、後悔しても知らないわよ!』といわれ、『一生焼いてやる!』くらいに思っていましたね(笑)」

まさかの“ガングロ”時代があったという高橋さんが、美容の仕事を始めたのが20代半ばでした。

「肌ケアはしていませんでしたが、昔から友人にヘアメイクをするのが好きで、20代の頃、美容クリニックで美容カウンセラーとして働きはじめました。その後、30代で現在のメディプラスへ。あるとき仕事で、肌年齢を測る機会があり調べたところ、30代前半で『47歳(現在の年齢と同じ)』という結果が出たんです! もう、ショックで……。母に言われた言葉を思い出しました」

髙橋昭子さん

PMS、生理痛、頭痛…30代後半で心が不安定に

美容の仕事に携わってからも、元気そうに見えて実は体は、“不調のたまり場”だったという高橋さん。忙しく働きながら、調子がすぐれない体に悩んでいたそうです。

「10代の頃から疲れやすい体質で、頭痛は慢性的、生理痛もPMS(月経前症候群)もとても重かったんです。毎月、痛み止めは必須で、学校や会社に行くのも大変でした。30代前半の頃は、代謝が落ちたのか、むくみに悩まされました。出社した朝と夜の脚の太さがまるで違って、帰りはふくらはぎが太もものサイズになっているようでした」

離婚を経験した30代後半は、メンタルが不安定になります。

「急に将来への不安が大きくなり始めて、心が不安定になりました。この先の人生をどうやって生きていくのか、子どもを産めるチャンスはあるのかなど、グルグル考えてしまって仕事も身に入らず、何事も現実から逃げてばかり。何もかも、人生がうまくいかない時期でした」

40代で不安・マイナス思考からの脱却

そんな弱々しい心を救ったきっかけになったのが、ヨガの資格取得でした。

髙橋昭子さん

「私が所属しているメディプラスの代表に、『ヨガの資格を取ってみたら?』とすすめられました。この先、どうやって生きていくにしても、まずは何かひとつでも“自分はこれという資格(武器)”を持たなくては、と思いました。ヨガを始めたら、不思議と過去も未来もまったく気にならなくなり、今ここにある日常を素直に心で感じられるようになりました。すると人のために何かやりたい!という思いが芽生えて、心も体も元気に。ヨガインストラクターのほか、マインドフルネス瞑想療法士など、42~43歳の間で7つの資格を取得しました」

ストレスオフ・トレーナーとして心と体をサポート

そして昨年、「ストレスオフ・トレーナー」の資格を取得。現在は、ヨガや瞑想、睡眠などのさまざまな資格の知識を活かして、イベントや講座などを行っています。

「私自身が、たくさんのストレスに押しつぶされてダメになりそうな時期があったから、みなさんが悩んでいる状況がよくわかります。どうにもならないことを考えない、過去や未来にしばられない。『ストレスオフ』を実践していくと、それができるようになり、とても前向きになれるんです」

次回から「ストレスオフ」の実践編がスタートします。心が晴れない、体がつらい、いつも疲れている。そんなみなさんを高橋さんがサポートしていきます。

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