更年期太りを改善!つらい症状もやわらげる「股関節マッサージ」

公開日:2021.3.15

更新日:2021.3.15

更年期太りを改善!つらい症状もやわらげる「股関節マッサージ」

更年期は、心身に大きな変化が現れる時期。最近更年期太りが気になるという人におすすめの、股関節をほぐすマッサージを紹介します。

この記事の監修:奥谷まゆみさん

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からだクリエイトきらくかん代表。整体トレーナー。心理療法や整体を学んだ後、1998年に開業。以来、30~40代の未婚・既婚・産前産後の女性を中心にのべ2万人以上の体を観察し、その経験から、体を動かすことで不調を改善する「からだレッスン」を考案。指導を行う他、全国各地で講演やワークショップを行っている。

きらくかんHP http://www.kiraku-kan.com/

更年期太りを改善するカギは「股関節」

40代になったころから、「若いころに比べてヤセにくい」「昔はもっと細かったのに」と感じていませんか?

年齢とともに代謝が下がると、徐々に太りやすい体になってしまいます。

特に、一般的に45歳頃から始まるといわれる更年期は、女性の体に大きな変化が訪れる時期。基礎代謝が大きく低下するため、お腹まわりの脂肪が気になり始める人も多いのです。
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この「更年期太り」を改善するカギが、体幹の筋肉をしっかり使い、お腹まわりを内側から引き締めること。そのために必要なのが、股関節のやわらかさです。

実は、股関節さえやわらかければ、普通に歩いて脚を動かすだけでもお腹まわりを引き締めることができます。

ポイントとなるのは、お腹の内側にある「大腰筋(だいようきん)」という筋肉。股関節がやわらかいと、歩くときに大腰筋から脚が動きます。

すると、内側からお腹を引き締めることができるのです。
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ところが、現代人の多くは、座りっぱなしや運動不足によって股関節が固まった状態。これでは、お腹の筋肉を使うことはできません。

すると、体幹の筋肉が内臓を支えられなくなってしまいます。これが、お腹がポッコリ出る原因となるのです。

固まった股関節をほぐし、スムーズに動くようにすれば、こうした問題が解決。特別な運動をしなくても、お腹が徐々にへこんでくるはずです。

簡単! テニスボールで「股関節マッサージ」

股関節をほぐすマッサージをご紹介します。うつぶせに寝た状態で行うので、朝起きた直後か、寝る前に行ってください。

起きてすぐに行えば、良い姿勢を1日中キープすることができます。お腹ヤセを期待する人は、朝行うと良いでしょう。

一方、卵巣が働くのは夜なので、更年期症状の改善を目的にするなら寝る前にやってみてください。もちろん、朝と夜の2回行ってもOKです。

また、このマッサージではテニスボールを使います。丸めたタオルなどでも代用できますが、硬いボールできちんと刺激するとより効果が出やすくなるので、100円ショップなどで購入することをおすすめします。

<やり方>
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うつ伏せになり、片脚の付け根の内側にテニスボールを当てる。上から体重をかけ、呼吸をゆっくりと5回繰り返す。テニスボールを1~2cm外側へと動かし、同様に体重をかけて、呼吸を5回繰り返す。テニスボールを1~2cmずつ外側へ動かしながら3~4カ所ほどほぐしたら、反対側の脚も同様に行う。

股関節がやわらかくなると、更年期の不調も改善

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更年期に現れる変化は、「太りやすくなる」だけではありません。

更年期は、女性ホルモンの分泌量が急激に減少することで、心身にさまざまな不調が起こります。

女性ホルモンの量を増やしたり、分泌が減るのを止めたりすることはできません。

でも、血行が良くなると卵巣の働きが活性化するので、女性ホルモンの減り方を穏やかにすることは可能です。

ここでも、大切なのは股関節。股関節がほぐれると、卵巣のまわりの血流がアップします。すると卵巣の働きが良くなり、更年期の不調が和らぐのです。

股関節を意識して、更年期太りを撃退!

更年期のお腹太りや不調を改善するマッサージを紹介しました。

片脚の付け根をほぐしたら、一度仰向けになり、脚を上げてみてください。脚の軽さが変わったのを実感できるはずです。

また、普段の生活でも、股関節を意識的に動かすことが大切です。

デスクワークの合間に立ち上がってみたり、お手洗いに立つときに背すじを伸ばすよう意識したりするだけでも、股関節をほぐすことができます。

ほんの数分でできるマッサージなので、ぜひ試してみてくださいね。

※通院中や体調が不安定な人は、医師と相談しながら取り組んでください。

イラスト/スギタメグ