乳がん・子宮頸がん啓発イベント「おかずクラブと学んで発見、ヘルスアカデミー」レポート

公開日:2019.10.10

更新日:2019.10.10

乳がん・子宮頸がん啓発イベント「おかずクラブと学んで発見、ヘルスアカデミー」レポート

10月1日(火)~10月2日(水)の 2日間、渋谷ヒカリエでは、10 月のピンクリボン月間、11 月の子宮頸がん啓発強化月間に合わせて、啓発イベント「woman’s health academy」を開催しました。人気芸人おかずクラブの2人と専門家たちが、女性の病気についての最新情報や検診の素朴な疑問について語りました。

ミュゼプラチナムが主催する、啓発イベント「woman’s health academy」は2日間で約1,000名の方が訪れました。
乳がんや子宮頸がんに関する情報をカラフルなパネルでわかりやすく展示し、訪れた人が写真を撮る様子も多く見られました。
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2日に行われたトークショーにはお笑いコンビ「おかずクラブ」のオカリナさん、ゆいPさん、
乳がんの専門家として、一般社団法人 KSHS キチンと手術・ホンネで再建の会 代表理事 溝口綾子さん、
子宮頸がんの専門家として、藤沢 女性のクリニックもんま 門間かな先生、一般社団法人シンクパール 代表理事 難波美智子さんの5名が登壇しました。
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(写真左から)難波美智子さん、門間かな先生、オカリナさん、ゆいPさん、溝口綾子さん

乳がんには検診と毎日のセルフチェックを

乳がんは女性の11人に1人がかかると言われている病気。
食生活の乱れ、たばこ、お酒や肥満が乳がんリスクを上げると言われています。
一般社団法人 KSHS キチンと手術・ホンネで再建の会...

一般社団法人 KSHS キチンと手術・ホンネで再建の会 代表理事 溝口 綾子さん

乳がんの検診といえばマンモグラフィー検診。
40歳以上の女性は国や自治体が発行するクーポン券を利用すると2000円程度で検診を受けることができます。
乳がん検診の受診率は45%。溝口さんがKSHSで活動を始めた10年前から、世間の乳がんに対する関心の高まりを感じているそうです。

それでも、「悪い結果が出たら怖い」「痛いのが嫌」といった理由で、まだまだ検診に行きたがらない方がいるのも現実です。

23歳から検診を受けているゆいP、看護師時代に乳がん患者に出会ったオカリナ

おかずクラブの2人にも乳がんについて語ってもらいました。
ゆいPさんは小さいころから母親に検診の重要性を教わっており、23歳から定期的に検診に通っているそうです。

また、過去に看護師として働いていたオカリナさんは乳がん患者さんとも出会った経験が。
患者さんは、結婚して子育てをしている中で、乳がんに薄々気づいていたがずっと隠してそのままにしていたとのこと。
旦那さんは一緒に暮らしているにもかかわらず、がんの進行に気付いていなかったことが衝撃的だったそうです。

お風呂での手洗いでセルフチェックを

溝口さんは、定期的な検診に加えて、毎日のセルフチェックも重要と訴えていました。
おすすめは「お風呂での手洗い」。スポンジ等を使わず、泡を手ですべらせて体を洗いながら、乳房の状態をチェックしてみてください。
毎日続けることで、「張っている」「しこりがある」などの状態の変化に気付きやすくなります。
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「マザーキラー」と呼ばれる子宮頸がんは自覚症状がない

藤沢 女性のクリニックもんま 門間かな先生

藤沢 女性のクリニックもんま 門間かな先生

子宮頸がんは、20~30代女性の死亡率第2位で、進行が早いため「マザーキラー」とも言われている病気です。
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子宮頸がんは、正常な細胞がHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染し、数年~10年以上をかけて一部ががん細胞へ進行します。
子宮頸がんにならないためには、一次予防と二次予防の二つの対策があります。

【一次予防】
主に10代の女性に向けた予防策で、HPVに感染しないようにすること。
具体的には、性交渉をしないこと、HPVワクチンを打つことが挙げられます。

【二次予防】
全年代の女性を対象とした予防策。検診によりHPVにかかった前がん病変の時点で発見をすること。
一般社団法人シンクパール 代表理事 難波 美智子さん

一般社団法人シンクパール 代表理事 難波 美智子さん

子宮頸がんの検診啓発を推進する団体「シンクパール」の難波 美智子さんは、自身が子宮頸がんを患い、子宮を全摘出した経験があります。
難波さんは、自覚症状も全くなく、気付いたときには細胞ががん化しており、子宮全摘出を余儀なくされたそうです。

婦人科検診の素朴なギモン

Q.なぜマンモグラフィーは痛い?

乳房を平らにするほど精密な写真が撮れるため。また、検査時の放射線の被ばく量も少なく済みます。
生理前など乳房が張っているときは痛く感じますが、痛みと検査結果は関係ありません。(溝口さん)

Q.子宮頸がん検診に行くべきタイミングは?

生理の時は行かない方がいいと言われていますが、生理中でも問題はありません。(門間先生)

検診にためらっている女性にメッセージ

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結果を怖がる方も多いですが、まずは検診を受けることがスタート。
ゆいPさんは、「女性にとって大切なことなので、検診を義務化・無償化できればもっと良いですね」とコメント。
日本女性の検診率が上がっていくことで、そういった社会も実現されていくかもしれません。
オカリナさんは「結婚・パートナーの有無にかかわらず、自分の人生で好きなことをするために検診に行って欲しい」とエールを送っていました。

自分は無縁と思っていても、病気は突然訪れるもの。
ぜひ、ご家族や友人と一緒に、検診に行ってみてくださいね。