フィリピン発! ココナッツ花蜜100%の蒸留酒「ランバノグ」が販売

公開日:2019.10.4

更新日:2019.12.6

フィリピン発! ココナッツ花蜜100%の蒸留酒「ランバノグ」が販売

フィリピンのケソン州で伝統的に作られているヤシ酒『ランバノグ』が、日本向けに商品化され、10月1日に販売がスタートしました。ほのなか甘みで飲みやすく、添加物は一切不使用、しかも糖質ゼロという点も魅力。そして、この商品を買うことは、現地のココナッツ農家の「生活」と「伝統」を守ることにもつながるのだそう。いったいどんな商品なのか、詳しくご紹介します。

「ランバノグ」とは

フィリピンのマニラから約150キロ南にあるケソン州は、フィリピンでも代表的なココナッツの産地。そこで伝統的に作られているのが「ランバノグ」というヤシ酒です。

ココナッツの「実」ではなく「花蜜」が原料!

”ココナッツ”と言えば、茶色い大きな「実」をイメージされる方が多いかもしれません。『ランバノグ』の原料は、その「実」ができる前の「花蜜」なんです。ココナッツは背の高い樹木で、花も地上から約20メートルの高さに咲きます。その「花蜜」を収穫するために活躍するのが、”木登り職人”と呼ばれるエキスパート達。木を1本1本を登ったり下りたりするのはとても大変なので、上空に竹筒を取り付けて、木から木へと移動しながら、1日に3~4回、花蜜を集めます。
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上空に設置した竹筒を渡り、木から木へと花蜜を集めます。
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これがココナッツの花! 上空20メートルほどの場所にあるので、ご存じない方も多いでしょう。この花をカットして束ね、蜜を採取します。

ヘルシーなナチュラルスピリッツ

集められた「花蜜」は、自然発酵させてから、単式蒸留器で2回、およそ6時間かけて蒸留します。添加物は一切使わず、100%「花蜜」だけで作られているんです! しかも、糖質はゼロだからとっても得ヘルシー!
アルコール度数は40℃で、ストレートで口に含むと熱い喉越しに衝撃を受けると同時に、ほのかな甘みとさわやかな香りに包まれます。ロックやソーダ割り、カクテルベースなど様々な楽しみ方ができるのも特徴です。
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ビン詰めし、いよいよ日本へ出荷されます。
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9月下旬に都内で行われたプレス発表会で、筆者も「モヒート」を試飲しましたが、飲みやすくとても美味しかったです!

「ランバノグ」離れが進み、農家の貧困が加速していた原産地

そもそもなぜ、フィリピンのお酒を日本で販売することになったのでしょう?輸入代理店の「ココウェル」代表・水井裕さんにお話を伺いました。
「近年、フィリピンでは、価格を抑えるために他のアルコール類を混ぜるなど質の悪い「ランバノグ」が出回り、「ランバノグ」離れが進んでいました。それにより、生産工場や、花蜜を集める農家の生活は苦しくなっていきました。そこで、現地の農家と、蒸留工場と契約し、日本向けに良質な「ランバノグ」を作るプロジェクトを立ち上げたのです。
当社は、私が学生の頃にフィリピンへ留学をした際、現地の環境問題を学ぶとともに、それ以上に深刻な貧困問題に触れたことから、「何か解決できることをしたい」という思いで2004年に設立した会社です。「ランバノグ」の生産・販売も、フィリピンのココナッツ農家の「生活」と「伝統」を守ることにつながればという強い願いを込めて行っています」
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フィリピンのココナッツ農家のみなさん
ランバノグ(ピュア)

ランバノグ(ピュア)

価格:¥4,400
内容量:750ml
原材料:ココナッツの花蜜
度数:40度
生産地:フィリピン
発売日:2019年10月1日
販売場所:ココウェルオンラインショップ

フィリピン生まれのココナッツ花蜜のお酒「ランバノグ」が、どんな場所で、どのように作られるのかがサクッとわかるムービー。ぜひチェックしてみてください!

美味しく楽しんで、ちょっと”いいこと”

「ココナッツの蒸留酒」というめずらしさに興味を持たれた方も、バックグラウンドに共感された方も、ぜひ気軽にクラフトスピリッツの魅力に触れてみてください。これからの季節は、ココナッツシュガーに漬け込んだレモンと「ランバノグ」をお湯割りにしたホットもオススメですよ!