この記事の監修:川守由利子さん
お店で買うようなプチブーケを手作り
ペーパーやリボンは、100円ショップで購入してもいいですし、家にストックしてあるものでもOK。簡単なコツを覚えれば、生花店で売っているようなおしゃれなプチブーケが、自宅で簡単に作れます。
プチブーケ作りの基本の材料
・ティッシュペーパー、またはキッチンペーパー(ぬらして茎を包む)
・アルミホイル(茎を包む)
・ラッピングペーパー(花を包む)
●下段左から
・リボン(お好みのもの)
・麻ひも
・ホチキス(セロハンテープでも可)
・輪ゴム(茎を束ねる)
※ラッピングペーパーは100円ショップでお好みの柄を購入するか、家にとってある包み紙などを利用してもOK。
基本のプチブーケの作り方
(1)花が吸水できるようにラッピングする前に、保水処理をしっかりすること。
(2)ポイントを抑えて、おしゃれにみえるラッピングをすること。
コツは簡単なので、ぜひ覚えておきましょう。
花の保水処理をする
基本のラッピング
ラッピングのアレンジ(1)ペーパーの2枚使い
まずは、ブーケをぐっと華やかにする、ラッピングペーパーの2枚重ね。ボリュームを出したいブーケスタイルにおすすめです。最近ブームの野の花を集めたグリーンブーケにもぴったり。
下のブーケは、クラフト紙と英字プリントのクッキングシートを使用しています(いずれも100円ショップで購入可)。組み合わせるペーパーは、同じ素材でも、色や種類を変えるといいでしょう。お菓子を包んでいた和紙や、かわいい包装紙、英字新聞などを使っても、おしゃれに仕上がります。
ラッピングのアレンジ(2)封筒で作る一輪ブーケ
3種のブーケで使った今月のお花
ラナンキュラス、ヒヤシンス、豆の花でピンクの春色ブーケに(予算1000円程度)。
ラナンキュラス…春しか出回らない花のひとつ。コロンとした花がかわいらしく、八重咲きのほかいろいろな種類があります。カラーバリエーションも豊富なので、好みに合わせて選べます。花が咲いてくるとその重みでたれてきます。花の重みに耐えられるように、できるだけ太い丈夫な茎のものを選び、傷みやすくなる茎をこまめにカットしながら飾りましょう。
ヒヤシンス…香りがよく、水耕栽培で楽しむ人も多いヒヤシンス。小さな花がまとまっているので1本でも存在感があります。花びんに活けるときの水は少なめにして、茎をこまめにカットして長持ちさせます。球根付きで飾るときは、球根に水がつかないように根の部分に水がつく程度に。
豆の花…くるくるカールした巻きひげがかわいらしく、明るい緑色でブーケ全体を華やかにしてくれそう。小さな花が咲いて、かわいらしさを演出します。
最近、人気のグリーンだけで作る「野の花ブーケ」。親しみのあるグリーンのゼラニウム、タラスピ オファリム、テマリソウ、スモークグラスの4種で、さわやかにまとめました(予算800円程度)。
ゼラニウム…アロマテラピーにも使われる定番ハーブで、さわやかな香りが特徴。生花店でも切り花として売られていて、葉の形や色合いも種類も豊富。
タラスピ オファリム…別名西洋ナズナ。道端でもよく見かける、誰もが知っている花。白い小さい花が可憐で、ナチュラルな雰囲気に。
テマリソウ…緑のふわふわとした姿が特徴的で、カーネーションやカスミ草などと一緒のナデシコ科の仲間。長持ちするので、夏にも重宝します。
スモークグラス…イネ科の植物で一年中手に入ります。花が穂のようにふわっと広がって咲き、やわらかな印象に。
一輪だけのブーケでも、さまになる「ガーベラ」(予算250円程度)。
ガーベラ…ボリューム感があり、華やかな雰囲気の花。種類や色が豊富で好みや気分に合わせて選べます。茎が空洞で腐りやすく、水を少なめ(5cm程度)にするのが長持ちのコツ。花びらがきれいに整っていて、中心部分の花粉が開いていない花が新鮮です。
●Bouquet Doux
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