この記事の監修
長谷川嘉哉(よしや)さん
肩甲骨の間を温めてほぐし、寒気を封じ込める
そう語るのは、29年間風邪でダウンしたことがないという医師の長谷川嘉哉さん。
そんな長谷川さんが体温を上げるために自ら実践しているのが「背中カイロ」です。
冬場に使い捨てカイロで背中を温めてみたところ、低体温と頻尿が改善され、風邪もひかなくなったそう。
「カイロを貼る位置は、肩甲骨の間。太い血管が走っているので、一気に全身が温まります。腰も冷えを感じやすい場所なので、おへその真裏あたりにカイロを貼ると、だんだん下半身がポカポカしてきます」
もしそれでも寒気がおさまらない場合は、「お腹カイロ(おへそから指2本分下あたりにカイロを貼る)」も、効果あり。
カイロを貼るのはココ!
下の注意事項を守って、低温やけどをしっかり防いで。
1)Tシャツなど服の上から貼る。
(薄手の下着や保温インナーは不可)
2)カイロを貼った部分を圧迫しない。
(パンツとガードルの間に貼るなどもNG)
3)「熱い」と少しでも感じたら、すぐにカイロを外すこと。
4)絶対にカイロをつけたまま寝ない。
5)心臓や頭部、脇の下には貼らない。
吐き気を感じたり、頭痛やめまいが起きる可能性あり。
・「桐灰」など日本のメジャーなメーカーが作ったもの
・今シーズンに製造されたもの
(からだにいいこと2019年2月号より)