この記事の監修:沼口 依世(ぬまぐち いよ)
睡眠前のNG行動が目覚めに影響する
すなわち寝起きが悪いのは、睡眠そのものに問題があるのです。 夜の就寝前に以下のNG行動をしていないか、チェックしましょう。
睡眠前の5大NG行動
寝る前には体の緊張をほぐして!
腕から背中、肩、腰などの緊張状態を開放させずにいると、睡眠の質が下がります。また、体がこわばり血管が収縮したままだと体温も下がらず、うまく寝付けない方も多いです。
日中デスクワークでずっと座っていたりすると、背中やお尻などの筋肉がこわばり、猫背の方は特に、胸の筋肉が固く凝り固まっているでしょう。一日中外回りなどで立ち尽くめの方は、太ももやふくらはぎの筋肉疲労が溜まり、疲労した足腰を補うために背中や肩に必要以上に負荷がかかっています。
疲労しこわばったままでの就寝は深い眠りを阻害するので、寝る前の優しい刺激で脳まで休めるように手助けをしましょう。
寝付けない時に試して 寝る前1分「おでこ伸ばし」|からだにいいことWeb

起床後は「体を意識的に動かす」
筋肉を動かし血行を促進して、交感神経に刺激を与えるような動きが、目覚めには有効なのです。
そこで、ベッドや椅子に腰かけてできるセルフストレッチをご紹介します。
起きたらすぐに実践! 目覚めケア3選
Step1 胸式呼吸
※息を吸ったときに肩が上がらないように注意をしましょう。肋骨を横に広げるイメージです。
※腹式呼吸ではないので、おなかが膨らまないように注意をしましょう。
※ゆっくり長く吐くとリラックス効果がありますが、朝の胸式呼吸は目覚めのために力強く吐き切りましょう。
Step2 末端のストレッチ
※末端から血流を上げていくことで、自律神経の働きもよくなってきます。
※足がつりやすい方は、足指や足首をしっかり動かしてから伸ばしましょう。
Step3 からだひねりストレッチ
※両手を上に引っ張られるイメージで上にあげましょう
※体幹の刺激をすることで、大きな筋肉が動き、さらに血流アップ!
現在は整体・ストレッチサロン「カラダファクトリーストレッチ」北千住店の店舗責任者。大学時代ライフセービングをしながら積んだトレーナー経験を活かし、日常生活のお悩みから運動パフォーマンスの相談まで幅広く対応。
(株)ファクトリージャパングループで開催されている表彰式「匠の技コンテスト」において、2016年~2017年、全整体師ランキングで3回トップ表彰を受け殿堂入りとなる。
雑誌・WEBメディアにて、運動前後のストレッチケア、セルフストレッチの指導・監修を中心に取材対応や執筆をしている。