プロが教える「からだに悪い外食の見分け方」

公開日:2018.11.3

更新日:2018.11.3

プロが教える「からだに悪い外食の見分け方」

「安くて、おいしい」外食は毎日の生活にかかせません。しかし、食品添加物や化学調味料、残留農薬、劣悪食材など、残念ながらコスト重視の外食産業には、からだに悪いものがあふれています。でも安心してください。良質な素材を使って、からだにうれしいメニューを提供してくれるお店もいっぱいあります。外食の裏側を知り尽くしたプロのアドバイスで、からだに悪いお店選びのNGポイントや理由を知り、からだにいい外食をしましょう。

からだに悪い外食店の見抜き方

まずは、お店選びの時にチェックしたいポイントを紹介します。

飲食店なのに、店の裏に野菜の箱がない

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野菜の箱があれば、「丸ごと野菜」を仕入れて店で調理している証拠。逆に、箱が見当たらないということは、カット野菜を仕入れている可能性大。安価な外国産の刻みねぎなどは、衛生面で不安。たとえ国産でも、薬品で殺菌・消毒されたものだと覚悟してください。

店内が整理整頓されず乱雑で不潔

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衛生面に無神経な店は食材にこだわりがなく、料理の作り方もザツなことが多いよう。「客席のテーブルがきちんと拭かれていて、ベタつきがないか」は、大きなチェックポイント。店内が整理整頓されていて、厨房も客席も清潔な店を選ぶようにしましょう。

何を食べても味が濃い

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良質な店ほど、塩などの調味料にこだわります。反対に、コスパ重視の店が使うのは、業務用の激安調味料。それらには大量の食品添加物が使われ、味が濃く、当然、料理の味も濃くなります。濃い味付けにすれば、素材の質や鮮度をごまかせるという側面もあるようです。

食用油の一斗缶に会社名がない

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厨房や店の裏手で食用油の一斗缶を見かけることがあります。この缶に何も記載がないものは、安価で質の悪い油の可能性が。しかるべきメーカーの油なら、容器に会社名などの記載があります。質の悪い油は、健康に大きなダメージを与えるので要注意。

気を付けたいのは「野菜・油・飲み物・スイーツ」

なぜ、外食がからだに悪いといわれるのでしょうか。調理過程で何を使っているかが確認できないというのが自炊との違いですが、隅から隅まで目を配るのは無理だし疲れてしまいます。お店に入ったら、「野菜・油・飲み物・スイーツ」に注意して、下記にあてはまる場合は頼まないようにすればOKです。

栄養価のないカット野菜、酸化防止剤使用のパリパリ生野菜

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安いお店のサラダバーは、仕入れたカット野菜をそのままでしていることがほとんど。安い野菜を工場で殺菌・消毒し、薬品のにおいを消すためジャブジャブ水洗い。水溶性ビタミンは流れ出してしまうので、栄養価は期待できません。さらに、サラダバーの野菜が、時間がたってもみずみずしいのは、酸化防止剤を使っているからです。

真っ黒い油は、要注意! 酸化して毒に

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くり返し調理に使って、酸化し色が真っ黒な油。そんな油で揚げた食品を食べると、体内のアンチエイジング物質ともいえる抗酸化物質をムダ遣いすることに。特に、いも類は高温で調理すると、アクリルアミドという発がん性物質が生まれるリスクもあります。

激安フリードリンクやスィーツもからだに悪い!?

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おかわり自由のソフトドリンクは、人口甘味料や着色料を水で薄めた飲み物と考えましょう。コーヒーにも、色濃く香りよくするための食品添加物が入っているケースも。安価なスィーツやパンには、トランス脂肪酸を多く含むマーガリンや植物性クリームが使用されている可能性が。アメリカではすでに使用が規制され、糖尿病や心臓病などのリスクが高まるといわれています。

安さにはそれなりのワケがあるもの。安さばかりをありがたがらず、からだにいい食事をしたいですね!

この記事の監修

南 清貴さん

フードプロデューサー。一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事。健康をテーマに食のコンサルティングを行っている。著書に『「安い食べ物」には何かがある』(三笠書房¥1,404)他。

イラスト/鈴木 七
(からだにいいこと2017年4月号より)