皮膚の表面をねじるだけで血流がアップ、代謝がよくなって「ヤセる!」とエステ業界で話題の“軟部組織リリース”。これを家で簡単にできるようにアレンジしたのが「皮膚ねじり」です。
お腹ぽっこりが気になったら、すぐ始めてみて。動画でもわかりやすく解説しています。
この記事の監修:新居理恵さん
40代後半とは思えない整ったプロポーションがまぶしい新居さんですが、実は太りやすい体質。20代の頃は「食べない」ダイエットとリバウンドの繰り返しで肌荒れはひどく、髪の毛もパサパサで年齢より老けて見えていたそうです。太っているのに冷えて常にしんどい状態で、少し食べては吐く、を繰り返していたことも。
皮膚をねじるだけで、シワなし美肌&お腹ヤセ!
「皮膚のすぐ下には毛細血管が細かく張り巡らされていて、その下にあるのが浅層筋膜。皮膚の表面をやさしくねじると、皮膚の下の浅層筋膜の癒着が剥がれます。すると毛細血管が起き上がって血行がよくなり、代謝がアップ。ヤセやすい体質に変わるんです」と話すのは、医師と軟部組織リリースを共同開発した新居理恵さんです。
お腹をねじるだけでお腹のたるみはスッキリ解消するだけでなく、肌の血行がよくなって、シワのないふわふわ“やわらか美肌”に変わる効果も。
「ただし、強くねじると痛い上に、脂肪を潰してしまいます。でも皮膚ねじりは、やさしくアプローチするので、浅層筋膜から深層筋膜まで次第に緩んで代謝が上がります。効果が高いので、まずは2週間、ぜひ試してみてくださいね」
たるみが取れてヤセて美腹になる理由
「お腹の皮膚ねじり」のやり方
体内の老廃物がたまるリンパ節。そけい部とお腹にあるリンパ節をほぐしておくことで老廃物が流れやすくなり、「皮膚ねじり」の効果を最大限に引き出します。
両手を重ね、そけい部(太もものつけ根)の外側から内側にさすり、老廃物を10回流す。
もう一方のそけい部も同様に。
両手を重ね、へその下から時計回りに10回さすり、老廃物を流していく。
バストの下に手を添えて、息を吐きながら脇腹の皮膚を3カ所、前後に2回ずつねじる。
ねじる位置は、バスト下、へそのすぐ上、骨盤の3カ所、計6回。
へその上と下にそれぞれ手のひらを密着させ、皮膚を左右逆方向にねじる。
皮膚の表面をやさしくなでるイメージで、ソフトに行う。これを6往復。
次にへその左と右にそれぞれ手のひらを密着させ、上下逆方向にねじる。
これを6往復。
骨盤の後ろからそけい部に向かってやさしくさする。
そけい部まで老廃物を流すイメージで5回行う。
動画でもCheck!
読者が2週間お試し、しっかり成果が出ました!
●F. I さん(30代後半)
手のひらでお腹をねじると、血行がよくなるのか温かく、お腹の皮膚もやわらかくなったように感じました。続けるうちに腸の動きがわかるくらい活発に動いていて、便秘気味だったのが快便に。ねじっていただけなのに下腹が5㎝も減ってビックリ! 引き締まったせいか、姿勢がよくなり、背すじが伸びたように感じました。
J. Yさん(4代後半)
毎日続けるうちにお腹がじんわり温かくなり、心地いい感じに。途中、がっつり食べ過ぎてしまったけど(泣)、気持ちをふるい立たせ、続けるうちにスッキリ感が出てきました。
撮影/神尾典行 モデル/川野由架子 イラスト/後藤知江
(からだにいいこと2018年12月号より)