この記事の監修:藤原邦康さん
「VASスケール」を使って満腹感を客観視
この方法は「VAS」という指標を用いるのが特徴です。
「VAS」というのは、カイロプラクターや医療関係者が用いる「ビジュアル・アナログ・スケール」のこと。
もともとは痛みを1~10の数字で報告し、数値が減れば治療効果があったと評価する指標ですが、それを「満腹感」「空腹感」の指標にするのがポイントです。
空腹は「0」、満腹を「10」とした場合、今のお腹の具合は?と自分に聞いてみます。
「腹八分目」と言われてもなかなかできなかったのが、食べる前後の空腹度合いを数字にするだけで、ひと口残すことができたり、間食が減ったりと、行動が変わります。
数字を思い浮かべることで、本能だけでなく理性も働くので食欲がセーブできるのではとのこと。
イライラなどの感情を和らげるために空腹でないのに食べてしまうことをエモーショナル・イーティング(感情摂食)と言いますが、これもこれも阻止できそうですね。
よく噛むことで「VAS」の数値が低くても満腹感が得られる
顎と咀嚼筋をしっかり働かせて、食べ物を細かく噛み砕き、整理整頓しながら胃にすき間なく食べ物を埋めていくイメージで食べると、「10」に届かない量の食事でも「8」ぐらいで満腹感を得られるようになります。
顎をよく動かすことで、「よく食べた」という実感が得られることも、食べ過ぎを防ぐことにつながります。
食べる前に顎をゆるめてリラックスすることもドカ食い防止に
顎をゆるめるエクササイズもぜひ実践してみてください。
口は必ずしも開けていなくても、口の中で上下の歯の間を開けるだけでも大丈夫です。
口を開けた場合は、呼吸は鼻から行うようにしましょう。
自宅にいる時間が増えて、つい食べすぎてしまうという方は、まずは3日間でも実践してみてください。
カムトレオンラインサロン
