この記事の監修
三浦直樹さん
切り干し大根の消化酵素が、体中の脂肪を溶かして流す
大根は消化酵素の他にも、脂質や糖質の代謝を促すビタミンB群などを含み、しかも腸内環境を整える食物繊維も豊富です。
生では体を冷やす大根ですが、天日干しすると体を温める食材に変化。日光に当てるとビタミンやミネラルの含有量が大幅に増加します。体内の古い脂肪は消化酵素の力で分解され、便と共に排出。脂肪が蓄積されなくなって自然と脂肪がつきにくい体に!
「中性脂肪値が高い人が毎日切り干し大根のエキスを飲み、2~3カ月で数値が正常域に下がった例も少なくありません。1日1杯から取り入れてみてください」
切り干し大根茶の作り方
【材料】1杯分
●切り干し大根…ひとつまみ
●お湯…150㎖ほど
【作り方】
1. 切り干し大根をカップに入れて、お湯を注ぐ。
2. フタをして1分ほど蒸らす。切り干し大根は取り出して料理に使っても、入れたままにして最後に食べてもOK。
効果アップ! 煮出せば最強「脂肪排出スープ」に!
●切り干し大根…10g
●水…400㎖
【作り方】
1. 切り干し大根をほぐす。水100㎖を加えて戻す。
2. 5分ほど置いたら切り干し大根を軽くしぼり、 みじん切りにする。戻し汁は取っておく。
3. 戻した切り干し大根、戻し汁、残りの水300㎖を鍋に入れ、弱火にかける。
沸騰したら鍋にふたをして、さらに20分ほど煮る。
4. 3をザルでこす。スープは冷蔵庫で3日ほど保存が可能。
温めてそのまま飲むほか、昆布や干しシイタケと合わせて出汁として使っても◎。
編集Kが試飲してみました
出がらしは入れっぱなしにしてそのまま食べました。
体も温まるし、今では仕事中の “お供” になっています。
(からだにいいこと 2020年2月号より)
天日干しした切り干し大根は消化酵素を含み、体内の古い脂肪に働きかけます。さらに摂取した油や糖質、タンパク質も分解。しかも脂質や糖質の代謝を促すビタミンB群などの栄養価は生の大根より高く、体を温める効果も!
【便と一緒に脂肪を排出】
食物繊維が溶け出た切り干し大根茶は、便通を促します。“出がらし”にも不溶性食物繊維が残っているので、残さず摂取して。体内で分解された脂肪を便と一緒にスッキリ排出!