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ダイエット・冷え性に!体温アップに効果的な「ゆず湯」の入り方

ゆずの皮に含まれるリモネンは、全身の血管が広げて血流アップさせる作用があります。代謝が高まると、消費カロリーが増え、冷えが改善。ヤセやすい体に! 「ゆず湯」の効果的な入り方をご紹介します。

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「ゆず湯」でスッキリ、ポカポカに

お風呂に入ると、温まった体が熱を外に逃がそうと、全身に血を巡らせ、呼吸や発汗が活発になり、多くのエネルギーを使います。この温熱効果を利用して「お風呂でマッサージ」「お風呂でヨガ」など、お風呂でできるダイエットはいろいろ提案されています。
でもそこまで頑張らなくても、ちょっとの工夫でできるダイエットがあります。それが冬至の日の風習である「ゆず湯」。全身をポッカポカに温める効果もあるので、冷え性も改善! 寒い日は「ゆず湯」でスッキリ、ポカポカになりませんか?

皮に含まれるリモネンが代謝を高めポカポカに

ゆず湯は一年でもっとも日照時間の短い「冬至の日」の風習。寒くて体が冷えやすいこの時期にふさわしい、とても理にかなった風習といえます。ゆずの皮は油で塗ったようにテカテカとしていますが、これはリモネンというアロマ成分で、代謝アップやリラックス効果があります。

リモネンはお湯に入れると溶けだし、いい香りがたちこめます。すると副交感神経が優位になり、全身の血管が広がり血流はアップ。お風呂の温熱効果もあり、全身がポカポカに。リモネンは皮膚をコーティングして、お風呂上りの体を保温する効果もあります。入浴後、家事やストレッチで体を動かすと、体は熱を外に逃がそうとする働きが高まっているため、いつもより消費カロリーが増え、ますますヤセやすくなります。

血行促進、体温アップに効果的なゆず湯の入り方

それでは効果的なゆず湯の入り方をご紹介しましょう。
用意するのはゆず3~5個と、小さめで目の粗い洗濯ネット1つです。

ゆず湯の入り方
ゆず湯の入り方

(1)ゆずの皮をむき洗濯ネットに入れる

ゆず湯の入り方

4つ切りにして中身はとり除き、皮だけ使います。時間が経つとリモネンが揮発してしまうので、むきたてのフレッシュな皮を使いましょう。

(2)皮入りネットを湯船に置いてから湯をためる

ゆず湯の入り方

先にゆずの皮が入ったネットを湯船に置いて、上からお湯を出すと、リモネンがたくさん抽出されます。

(3)入浴中はネットをもんでリモネンを出す

湯船に入ったら、ネットをよくもんでリモネンをどんどんお湯に出しましょう。お湯につかる時間は10~15分が目安です。

(4)入浴後は体を流さず効果を持続

ゆず湯の入り方

リモネンは油分なので、洗い流さなければ肌に残ります。湯船から上がったらそのままお風呂場を出て皮膚をコーティングすれば保温効果をキープ。その状態でストレッチなどを行うと、体は熱を外に逃がそうとさらに代謝が高まるので、多くのカロリーを消費できます。

みかんの皮でも同じ効果が

普通のお風呂の温熱効果をリモネンによってさらにアップさせ、代謝アップと体温アップにつなげましょう。アロマの効果に癒やされる、ちょっと贅沢なバスタイムが、ダイエットと冷え性改善につながるなんて一石二鳥、いや一石三鳥のお得感。みかんの皮にも同じ効果があるので、冷え性で代謝が悪い人は、冬至の日以外も積極的に「柑橘湯」に入るといいですね。

撮影/小野さやか イラスト/後藤知江 
(からだにいいこと2018年2月号より)

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