ほうれい線の改善に。「う」の口トレーニングでハリアップ!

公開日:2020.11.13

更新日:2020.11.13

ほうれい線の改善に。「う」の口トレーニングでハリアップ!

肌悩みの上位にあがる「ほうれい線」。これがなければ若々しく見えるのに…と思ったあなた! 顔の筋肉に効く「う」の口トレーニングで、ほうれい線改善を目指しましょう。

この記事の監修:木村祐介さん

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パーソナルフェイストレーナー。アスレティックトレーナー。身体調律家。スポーツトレーナーとしてアスリートのトレーニングやリハビリに携わったのち、美容のための顔や体の整体、矯正技術を習得。体が本来持っている運動力学や機能解剖学に基づき、顔の土台となる骨や筋肉に的確にアプローチする独自メソッド「美顔ワークアウト」を考案。卓越した技術で、モデルやタレントからの支持も厚い。

ホームページ http://www.nb-h.jp/beautyface-workout/
インスタグラム https://www.instagram.com/kimura__yusuke/?hl=ja
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近著に『世界一効く 美顔づくりの教科書』(学研プラス刊)。

ほうれい線の原因は、長年の筋肉のクセ

年齢を重ねると気になり始める「ほうれい線」。深く刻まれているほど、老けて見えるのが多くの女性の悩みでもあります。

「ほうれい線は、肌の衰えによるたるみやシワが原因と思われがちですが、実は顔の筋肉のクセも大きく関係しています」と教えてくれたのは、パーソナルフェイストレーナーの木村祐介さん。

「そもそも筋肉は、縮んだり伸びたりして動いていますが、口を横に“ニッ”と開いて笑った状態を何年も続けることで、筋肉は斜め上に引っ張られてクセづいてしまいます。それにより『頰が盛り上がる→そこに余分な脂肪が溜まる→重さでたるむ→頬の下に線が入る』といった連鎖を生みます。それがほうれい線として現れるのです」
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頬に余分な脂肪が溜まると、重さでたるみ、それがほうれい線に。
引っ張られすぎてクセづいた筋肉を、アイロンをかけるように元通りにするのが、木村さんが考案した「う」の口トレーニングです。「う」の口で頰や口まわりの筋肉を刺激することで、ほうれい線の改善に役立ちます。

また、マスク着用の生活が続いていることも、ほうれい線の原因になっていると話します。

「マスクを着けていると、人に見られることや表情を作ることを意識しなくなり、頬や口元の筋肉が使われなくなっています。油断していると、いつの間にかほうれい線が深くなっていた、なんてことも。鏡でチェックしてみてくださいね」

「う」の口トレーニングでほうれい線を改善

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「う」の口トレーニングがほうれい線の改善に効果的なのは、原因となっている顔の筋肉に自分でアプローチできるから。

「口を『う』の形にすると、顔の筋肉が360度全方向から口元(顔の中心)に集まります。中でもほうれい線改善のカギを握っているのが口元から頬にななめにつながる『大頬骨筋(だいきょうこつきん)』。ほうれい線は、頬の筋肉が上に引っ張られ過ぎることで起こるため、使いすぎている『大頬骨筋』に『う』の口でストレッチをかけ、ななめにピンと張り合う顔の筋力を取り戻します」
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「う」の口トレーニング くわしいやり方

ほうれい線が気になっている人は、さっそく「う」の口トレーニングをスタートしましょう。
(1) 「う」の口を作る
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口を縦長に開いて「う」の口を作る。唇を前に突き出すイメージで、唇の内側(ピンクの粘膜部分)が見えるように意識を。実際に「うー」と言いながらやると形を作りやすい。「う」の口の横幅は、小鼻からはみ出さないように。
【これはNG】
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ほうれい線が目立つ、あごにシワが寄るような「う」の口はNG。
(2) 中指と薬指で頬骨を押さえる
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「う」の口をした状態で両手の中指と薬指を、頬骨の上に置き、ななめ上方向に軽く引き上げる。「う」の口で内側に引っ張られている筋肉と引き合うイメージで。
【おさえる位置はここ】
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唇の端に小指が来るように、親指を除く指4本を頬に添える(人差し指が頬骨に当たる位置)。その位置のまま、中指と薬指を使う。
(3) 「お」の口にして5秒キープ
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頬骨をおさえたまま、次は「お」の口に。「う」の口よりもさらに縦長に口を開く。実際に「おー」と言いながらやると形を作りやすい。その状態で5秒キープ。(1)に戻り、続けて3回以上行う。
【効果アップポイント】指でおさえて、シワにアイロンがけ
「う」の口をしてから、頬骨を手でおさえる理由は、より効果をアップさせるため。

「肌の上にアイロンをかけるように、手でおさえてほうれい線をピンと伸ばすと、さらに筋肉に負荷がかかり、鍛えたい顔の筋力を目覚めさせることができます」

「う」の口トレーニングQ&A

「う」の口トレーニングを上手に行うコツや疑問を、木村さんにお聞きしました。
Q1.「う」の口で口元はシワっぽくならない? 鼻の下は伸びない?
A.「う」の口で口元がシワっぽくなってしまうのは、そこの筋肉が老化している証拠です。「う」の口トレーニングを続けて、顔にハリがあり、口元にシワもたるみもない状態を作ることが、美顔作りのゴール。続けることで口元のハリを取り戻せますので、心配はいりません。

また、横に開いた「う」の口だと、鼻の下が伸びる恐れがありますが、口を縦に開く「う」の口は大丈夫。「う」の口は、唇の横幅を小鼻の幅以内に抑えることがポイントなので、鼻の下が伸びる心配はありません。
Q2.頬の筋肉に効いているか、自分でわかるもの?
A.「う」の口にした状態でまっすぐ鏡を見てみてください。ふつうにしているよりほうれい線が目立たなくなっていたら、顔の筋肉が鍛えられている証拠。

毎日続けて、早ければ1週間ほどで効果が表れてきます。逆に見た目に変化がなければ筋肉が使われていないことになるので、再度やり方を見直してみましょう。
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Q3.手を使わなくても「う」の口トレーニングはできる?
A.「う」の口をキープすることで頬や口まわりの筋肉に負荷がかかっているので、手を使わなくても十分トレーニングになります。なので、マスクの下でもこっそり「う」の口トレーニングが可能。仕事中や移動中、家事の合間にも“ながら”でほうれい線改善ができますよ。
Q4.生活の中でできる、ほうれい線の予防策は?
A.スキンケアをするとき、おでこや頰の上部など、広い面はケアできているのですが、ほうれい線ができやすい口周りは、ケアが不足しがち。予防のためにも、ほうれい線周りはどこの部位よりも入念に。肌を“アイロンがけ”するように、ほうれい線の上や、下(口元)を平らになるように指先で伸ばしながらスキンケアしましょう。
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「う」の口をしながら、スキンケアのついでに指の腹でほうれい線まわりをやさしく伸ばしてください。

やった分だけほうれい線に効果的! 顔も心も上向きに

筋肉を鍛えるには、体同様に、顔も毎日の積み重ねでどんどん変化していくそうで、「トレーニングをした分だけ理想的な見た目になれる」と木村さん。

「できれば1日3回、『う』の口トレーニングを行ってみてください。筋肉は伸縮させることでポンプのような役割を果たし、老廃物を流すリンパの流れや、血流を促進させます。それにより肌細胞が活性化され、ほうれい線の改善だけでなく、肌全体にもハリや弾力が出てきます。顔の筋力アップは、美しさのためにはいいことだらけ。ほうれい線が気になる人は、始めてみてくださいね」
撮影/山田英博 取材・文/峯島由衣 イラスト/カシワギマリ