この記事の監修
美容ジャーナリスト/ フェイシャルセラピスト 奈部川貴子さん
「美容鍼」のような効果が すばやく得られるツボ刺激
「顔の反射区、いわゆるツボは足裏よりも多く、片側の目元だけでも30以上。目元の反射区は血流に影響する心臓や腎臓とつながるものが多いため、血流の悪化で生じやすいシワやたるみ、くすみは目元の反射区の刺激で改善します」と、美容ジャーナリストの奈部川貴子さん。
フェイスマップリフレクソロジーはツボの正確な位置を覚え、綿棒と湿布さえあれば、自分でも家で簡単にできます。
「目は脳に近いため、反射区の刺激はすばやく脳に伝わります。血流を改善する指令が脳から臓器へすぐに発信されるため、足ツボの刺激より反応が早く、効果が出やすいんです」
目元の若返りのツボはココ!
(2)黒目中央と眉の延長線上で眉から約5㎜上
(3)眉山(眉の一番高い所から)1〜2㎜上
(4)眉尻の先にあるくぼみ
(5)こめかみ部分の一番骨が出ている所
(6)眉尻の下にある骨と目尻にある骨が縦のラインで交わる所
(7)黒目の中央下にある骨のへり
(8)(9)眉尻の横にある約1㎝の丸いくぼみで、内側のへりが(8)外側のへりが(9)
(10) (5)のツボより約1㎝外側にあるくぼみ
(11) (6)と(8)の延長線上で交差する所
※ツボの位置には個人差があります。図の位置にツボを感じない場合は、綿棒で近くの痛いと感じる所を探ってください。
目元のツボ刺激の基本テク
綿棒で刺激
また綿棒は紙芯のものを選び、摩擦軽減のため先にクリームをつけましょう。
※注意点
綿棒は、先がつぶれたらすぐ取り替えて(目安は片目で2本)。先がつぶれたまま使うと刺激が強くなりすぎ、跡が残りやすくなったり、効果が弱まります。
湿布で刺激
ツボ刺激の効果は?
たるみの部分に陰ができて、細かい小ジワも目立つ。お疲れモード全開で老け見えに。
●After
綿棒&ミニミニ湿布の刺激で小ジワ、たるみ、くすみが改善。目元が一気に若くなりました!
※ご注意 湿布の刺激を強く感じたり、腫れや痛みが生じる場合はただちに使用を中止してください。
万が一、汗で目に湿布の成分が入ってしまった場合はすぐに水で洗い流し、眼科を受診してください。
イラスト/中村奈々子
(からだにいいこと2017年10月号より)